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奥手なわたしたちのマッチング作業のこと考えてみた

 本日の婚活は、ひとりの方とランチ1時間半、もう一人とお茶2時間半(どちらも私と同じ結婚相談所に所属している男性です)。書いてみるとなんだそれだけの時間か、と思うものの、めちゃくちゃ体、疲れてます。とても眠たい。でも今日の婚活を振り返っておこうと思います。

 結婚相談所という場所には、男女問わず奥手なひとが集まっているように感じます(もちろん全てがそうと言っているわけではなくあくまでわたし個人の感覚です)。

 今日のランチの方は、お会いするのは2回目でしたが、まだまだ緊張されている様子でした。話の途中で言葉が出なくなったり、えっと、えー、あの、と繰り返したり。一生懸命話そうとしてくれているのが分かるので、遮ったりせずにじっと待つのですが、その姿勢がかえって「やばい、今話を途切れさせてる」と意識させてしまうのか、焦りが増している様子でした。

 口下手さんって詰まっちゃった時、待ってもらうのと、相手が話を引き取流とか助け舟出してもらうのと、どっちが話しやすいんだろう・・・?わたしもそんなに話し上手ではないので助け舟もイマイチな造りになりそうですが、聞き相手の姿勢として。

 しかしながら、待つにしても「ゆっくりでいいですよ」くらい言えたら良かったかもしれない。気が利かないのだからもう。。

 もう一個振り返り。彼は多分会話の方にすごく意識がいっていて、お食事があんまり進んでない様子でした。でも私はすごくお腹が空いてたのと元々早食い気味なのもあって、パクパク食べ進めちゃったんですね。途中で、ハッと気付いたら私は前菜もスープも終わってメインのハンバーグにも手をつけているのに、彼はサラダもスープもまだまだ残っているし、彼のメイン料理であるパスタには全く手をつけていない状態。

 そこで、「あっペース考えてなかった、これめちゃくちゃ早く食べ終わっちゃう、まずい」と思って、そこからちょっとずつ食べるようにしたり時々手を止めて会話するようにしたり(でもその時彼も手を止めちゃうので「違うの〜!食べて食べて〜!!」と心の中で祈ったり)

 「会話しなくちゃ、質問しなくちゃ」と一生懸命な様子の彼に「ありがたい、でももっと気を抜いてもいいのに」と思っていた私。

 だけど、私も相手に合わせようとしすぎて、全然気を抜けてなかったんだなって今書いていて気付いたわけです。別に同じタイミングで食べ終わらないといけないルールもないのにね。あぁ、だから彼も気も抜けないのか。相手に対して「頑張らなくていいんだよ」って思ったら、まず自分が頑張ってないところを見せないと。ありのままの自分でいないと。それで見せあったもので「相性」をお互い判断して、会い続けるか続けないか毎回決める、それが婚活ですからね!私のしてることってかえって失礼なことなんだよな、と思ってしまう。

 「食べるの遅くてごめんなさい」と彼は最後に言ったのですが、私が変に合わせようとしたせいかなって。例えば、私はそのままのペースで食べ終わって「私とあなたは食べるスピードが合わない」ということを変にごまかそうとせず、お互いに明確にしたなら。多分私が食べ終わった中で一人食べることを気まずく感じるかもしれないけど、もしかすると結婚したら日々の食事でそうなるかもしれないわけですから、婚活の場では自分のためにも相手のためにも「あえてやる」くらいの勢いで見せていく!

 それくらいの気持ちでいて、私たち奥手族にはちょうど良い塩梅だったりしないでしょうか。

 初対面の方とご飯して楽しい空間にしようとする努力は結構パワーを使うし、初対面でバッチリ異性に好かれるような特技をお互い持っていません。

 「好かれよう」なんて思うより、「お互いの持ち物を見せ合いっこしましょうか」くらいの気持ちで婚活に望み、シンプルに「私たち合いますね、また会いましょう」「どうやら合わないようですね、ご縁がなかったということに」をやるのが本当はいいのかなって思っているのです。だからちょっとずつ自己開示、勇気を持ってがんばります(頑張りどころはそこ!)

 まあでも、こうなってくるとですよ。

 たまに現れる「パジャマ!?」というヨレヨレのストライプシャツと「寝起きのお父さん!?」というぼんやり声とよく見たら寝癖そのままのお見合い相手男性。そんな彼らに「こっちは全力で服選びしてメイクして髪巻いて来てるのに…あの支度時間を返せ!!」と時々余裕のない私たちが心の中で悲鳴をあげる時間もあったかもしれませんが、彼らの行動は「正しく自己開示する」という点では決して間違ってはいなかったのかもしれません。

最後まで読んでいただきありがとうございました! あなたのスキやフォローに勇気をもらって毎日いろんな気持ちを素直に書くことができています。