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「逆逢魔が時の徳」2月16日の日記

・ここ三日の記録を1日に凝縮してみせる!うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!


Portalの話

・昨日初代Portalをクリアした。面白かった。酔う問題は感度を2.0から1.5にすることでやや解決した。“やや”というのはやっぱりプレイすると少し気持ち悪くなったからだ。でも耐えられないほどじゃないしなにより終わりかけだったので勢いでクリアした。最後は時間との勝負なのだが、かなり手間取ってしまい残り十数秒のところでクリアできた。あの溶鉱炉の入り口のちょっとした段差が憎い……。

・Portal2も半年くらい前にクリアしたのでその2つを比べて言うと、個人的には2の方が面白かった。ステージが長いし、なにより相棒枠のロボットが面白い。ただ、初代をクリアすることでステージのギミックも2の方がダイナミックに仕上がっていると実感できた。この部分は初代をクリアしてよかったと思える点だと思う。

・ただ穴と穴をつなげるという異次元の発想が根幹にあるゲームなので、初代無くして2はあり得なかっただろう。故に初代も名作である。Q.E.D.証明終了。



BLUTUSの話

・先日アイドルマスター15周年を記念して、男性向けポップカルチャー雑誌「BLUTUS」でアイドルマスターの特集が組まれた。各ブランドから1名ずつアンバサダーとして選ばれ、キャラクターごとにインタビューが行われているらしい。このキャラクターごとに、というのがミソだ。担当する声優さんへのインタビューではないのである。

・彼ら彼女らは空想上の人物ではあるのだが、それに対し現実の我々が対等に接するということは、すなわち現実と空想の垣根を引き下げることに他ならない。以前統覚制作委員会という同人グループが制作した同人誌「アイドル目撃情報」がまさしくその典型例であろう。

・本書は空想上の『アイドル』達を、我々の住む現実世界で『見た』という情報を束ねて作られたものである。一見するとオタクの妄想を綴っただけに見えるが、本書の前書きの部分でこの本の意味が分かることになる。

・要約すると、「世界とは〈私〉の知覚によって成り立っている。この委員会は知覚に付け加わる統覚と呼ばれる意識の働きを操作することで、その統覚が世界を成立させていることをあらゆる観点から証明する」ということである。つまりアイドルが現実に存在すると信じることこそが、彼女たちをこの世界に存在させる方法なのである。

・統覚制作委員会の代表であるダ・ヴィンチ・恐山氏は、「アイドルに会うには日々の徳の積み重ねが大事」「だから早起きした日なんかは目撃しやすい」(みたいな感じだったと思う)と述べている。つまりこれは逆逢魔が時ではないかと私は思うのだ。

逢魔時(おうまがとき)、大禍時(おおまがとき)は、夕方の薄暗くなる、昼と夜の移り変わる時刻。黄昏どき。魔物に遭遇する、あるいは大きな災禍を蒙ると信じられたことから、このように表記される。

・かつて夕暮れ時はあの世とこの世の垣根が低くなり、“あちら”の世界の者が来やすい、と言われていた。実際は夜になって変質者が出歩きやすくなっていただけだと思うのだが、この考えは非常に重要だ。夕暮れ時に魔物がやってくるなら、朝方にアイドルが現れても不思議じゃない。

・だが普段それは見えない。だからこそ『徳』が必要なのだ。我々の意識と感覚を混濁させる甘い麻酔薬。それを見ることこそが人生なのではないだろうか。



・ちなみに私はまだBLUTUS買えてないです。近くの書店が全滅しておってのう。だから通販で買おうと思います。




最後に

・以上!明日のニンテンドーダイレクト楽しみなのでもう寝ます!さらば!!!!!!

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