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絵日記:長崎旅情編1 新地中華街




こんかいのパクさんをおいかけたいは長崎から。前回長崎に来たときは全く時間がなかったので雪辱の2日前乗り。




一気に異国感の高まる中華街。中華街という分かりやすい場所でなくとも空港からのリムジンバスで流れる風景がすでに異国情緒だったのでひじょうに戦闘力の高さを感じさせる街ですね、長崎。









良さ…




胡乱に胡乱を重ねたような胡乱なおみせも観光地ならではな感じがします。べっ甲細工はほかにもちゃんとした(失礼)店もあり名産のようです。



大通りを渡り唐人屋敷跡へ。鎖国政策―もっとも、キリスト教を弾圧したことと明との国交を断られたことが重なっただけで、大名レベルでは琉球王国や対馬を通じて朝鮮や中国、オランダと交易していたじゃないかということで最近は教科書から鎖国という言葉は消えているそうですが(参照)―による中国との密貿易の増加を取り締まるため中国船の乗組員の滞在をまとめて管理したのがはじまりだそう。

密貿易の恐れから日本人の出入りは厳しかったそうですが、現地人との交流は多かったようで、現在の長崎の祭事には中国文化が息づいています(高木琢也監督がそういう格好とかしてましたね…w)








明治時代に焼失してしまい、いくつかの唐寺などが再建、改修されたところを除けば普通に住宅街になっています。観光地にするため綺麗な遊歩道を作っているそうですが、こういうのも好きですね。




いくつかの唐寺を投げます。



ステレオタイプを裏切らない赤金のめでたい装飾。両脇の柱に残された書によると光緒帝の治世であったようです(そこだけ見たことある漢字があったというだけで適当に言いました)



みりょくてきなじどうはんばいきだ…





天后(道教の女神媽祖)を祀った天后堂。航海、漁業の守護神ということで唐人屋敷内に建てられたのも納得。天后像はさきほどの福建会館のものと同じで、「あれ?ダンジョン罠かな?」といささか動揺しました。福建人にとってはなじみぶかい神様であったようです。




児童館?が併設されておりキャイキャイにぎやかだった観音堂。




関帝(関羽。元は塩の密売商人だったとされたため商業の神様として神格化され中国人商人を中心に民間人に浸透、華僑の街に必ず置かれることになったとか)と千手観音菩薩が祀ってあります。神仏の集合は日本だけでなくどこにでもあったようです。




関帝には時代により多くの呼び名があるそうで、顔真っ赤だったので閻魔的何かかなと思ってましたが今ぐぐりながら書いているんですが関羽だったようです。げえっ関羽。お供えが純和風で面白かったのですが、関羽はようかんとかすきなのかな。




仏教の仏たちも道教の神の一柱としてパクり…位置づけられているそうです。この千手観音さんめちゃかっこよくないですか。千本(数えてないけど)の手が全部印結んでるのを見てると吸い込まれそうです。宇宙がある…




中華街の出店でいくつか小籠包を頂きましたが(高級中華すぎて店内に入る気は起きなかった…石油王募集してます)、一番良かったのは中華街の外の(笑)焼き小籠包のお店でした。



おしゃれなデリで中で食べることもできます。



エビと豚のハーフ&ハーフ。肉汁料理の本気を見た。。



ハトと中学生を同じくらいたくさん見ました。



繁華街は市電に沿っており、アーケードを抜ければ市電と広島にいるような感覚に何度か陥ったりなど。懐かしさがあります。






さいきんのひろでんは小奇麗でけしからんおじさん(でもめっちゃ座り心地いい)としてはこういう電車こそ路面電車よ…とテンションがあがります




ふと気が付くとある岩崎本舗。刷り込みがこわい。角煮まんじゅうがこわい




角煮まんじゅうには勝てなかったよ…麦焼酎は長崎の壱岐島が発祥だそうでせっかくなので。これは壱岐のお酒ではないのですが予約いっぱいで船に乗れなかったので名前だけ借りました。麦の香りが香ばしくうまかった。