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【公式が最大手】星のカービィのオーケストラ/吹奏楽アレンジの楽譜と音源が無料公開されていてやばい



事件や、、、カービィの楽譜がタダ、、、しかもデモ演奏とパート譜も付いてるとか、、、





先日、星のカービィポータルサイトにてゲーム内の楽曲をアレンジ楽譜の配布がアナウンスされました。公開しているのは25周年コンサートで演奏された「夢の泉の物語メドレー」と「デデデ大王&メタナイトタッグメドレー」。実際のコンサートで演奏された曲の楽譜が無料、しかもパートごとの楽譜に、デモ音源もメールアドレスを送信さえすれば手に入るという大盤振る舞い。JASRACなんてなかったんや…


ゲーム音楽のアレンジというのはいわゆる二次創作というジャンルで、職人が跳梁跋扈するというイメージがあります。10年前くらいによくニコニコ動画を見ていましたが、恐ろしい才能の人ばかりだという記憶が残っています。今見てもほんまとんでもないな。



野生の天才が数多く生息する修羅のちほー



近年は公式にアレンジされ演奏会やCDとして発表されることも多くなってきました。ファイアーエムブレムのギターバンドの演奏会も先日ありましたが、すごくカッコ良かった。聖戦の系譜はやくリメイクしてください。。






そして楽譜の無償提供というのはそんなプロの仕事をなんと実物を見せてもらえるということになるわけで、いうたら有名レストランのオーナーがレシピ公開しますいうとるようなもんです。世の中は著作権がコンプライアンスでポリティカリー・コレクトだなんだいうとるのにええんか?!という驚きしかねーよ。



子どものころやっていたゲームの音楽が色々なジャンルの文法でリライトされて蘇るのを聴くのはノスタルジーはもちろんのことゲーム音楽とはコンピュータの性能への挑戦であり、古典となりうる"強さ"があるということを思い知らせてくれます。古典というのはアレンジされてさらにパワーアップされる奴らなんですよね。ラピュタは滅びぬ、みたいな。任天堂に関して言えば「スマッシュブラザーズ」によるセルフリメイクはかなり大きい気がします。



GCでのグリーングリーンズと夢の泉のアレンジはゲーム音楽を意識し始めたきっかけだったように記憶しています




思えばゲームの場面にふさわしい音楽を作るわけですので、最も短くシンプルな標題音楽なのですよね。オペラやバレエの伴奏に使われた曲が「組曲」として独立した作品となるように、ゲームもそのようになるのは自然だといえます。アニメや映画のサウンドトラックもそういう前列ですし、かつてのアニメの劇伴曲がアニメを離れてバラエティ番組のBGMになるというのも見慣れた光景になってきています。時代をさかのぼればもはや「組曲」の方が有名とか、良くある話ですからね。(カルメンやペール・ギュント、先日記事にしたダフニスとクロエなど) 


100年200年先もゲームが残るかと言ったら難しいと思いますが、(そもそも今のゲームのハードの更新スピードに全然ついていけていないのでアレなんですけど)音楽は残ると断言できます。なぜなら現に残っているからです。




日本テレビの『世界まる見え!テレビ特捜隊』のOPテーマは映画『ハリウッドホテル』の”ハリウッド万歳”という曲から来ています





今のところソロ楽器が中心のようですが、ゲーム音楽の楽譜もひとつのジャンルとして定着してきているようです。その中で実際にオーケストラという大編成で演奏されたアレンジ曲が世に出たというのはなかなかに画期的なことと言えるでしょうか…ゲーム音楽が「クラシック」と呼ばれる時代になってくるかもとか想像が膨らみます。


まあ、こんなえらそうに宣いながら楽譜が全然読めないという恥ずかしい状態なので今回の楽譜で勉強させてもらおうと思います…


ありがとう任天堂…フォーエバー任天堂…