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【MDCvol.2】ファジアーノ岡山vs.栃木SC(J2第2節)

M:むっくん 

D:だいすき 

C:クラブ

ということでやっていきますけれどもね。第2節。ホーム開幕戦です。ホームユニフォームのむっくんもかわいいネィー

◆試合情報

メンバー

交代

岡山:72分 イヨンジェ→斎藤、83分 上田→末吉、86分 赤嶺→福元

栃木:66分 和田→岡崎・牛之濱→浜下、78分 ペチュニク→榊

ハイライト

レポート

Jリーグ公式HPから 

試合は立ち上がりから攻勢に進めた岡山が、15分にイ ヨンジェがゴール前で獲得したFKを上田 康太が直接決めて先制点を奪取する。早々にリードして盛り上がるスタジアムの声援を背に受ける岡山は、さらに畳みかけていった。上田にボールを集めてゲームを落ち着かせながら栃木のゴールに向かっていき、24分にはFKのこぼれ球をつないで阿部 海大が押し込み、リードを広げた。
前節に続いて試合序盤に失点が重なってしまった栃木はバタバタとする時間が続いたが、前半終了間際にFKの展開から服部 康平がGKと1対1になるチャンスを迎える。しかし、ここは一森 純が鋭く飛び出して好セーブを見せ、ゴールはならず。
後半に入ると、再び岡山がセットプレーのチャンスを生かす。55分、上田の蹴ったCKを塚川 孝輝がヘディングで合わせ、こぼれたボールを喜山が押し込んだ。
3点のビハインドを負った栃木は72分に西谷 和希が決定機を迎えるも、シュートはゴールマウスを捉えない。後藤 圭太が統率する岡山の守備陣は集中力を欠くことなく、大黒 将志にシュートチャンスを与えず、栃木の反撃を許すことなくタイムアップした。
岡山は見事に開幕連勝を飾ったが、「(ホームとアウェイの開幕を)一つずつ消化してこれからの40試合が勝負」と長澤 徹監督は表情を緩めることなくスタジアムを後にした。

◆topics

定石通りの崩しを目指した栃木だったが…

前半序盤は栃木が左サイド攻撃からゴールに迫るシーンを作っていました。5-4-1の守備体系を崩す方法としては定石である4-2-2-2化ですね。栃木の左SB菅が運び、FWペチュニクのポストプレーからSH西谷がペナルティエリアに入り込みます。岡山の阿部海大を狙ったのかなと思いましたが、その後右サイドでボールをひっかける機会が増えた栃木の攻撃がちょっと良くなかったので、単純に左サイドのほうが攻撃がうまいからのような気がします。なお、ペチュニクを喜山に当てることにしたところからはほとんど右サイドからの攻撃となりました。

いずれにせよ、栃木はこの形を継続的に作ることはできませんでした。トランジションの局面でサイドに流れるイヨンジェと赤嶺に後れを取り、セットプレーを稼がれてしまいましたし、セットプレーの守備は全員がPAに戻ってのマンツーマンでしたが、そのマンツーマンで勝てず岡山のボール保持を許してしまいました。そして、岡山のこのボール保持とセットプレーの威力が上がっていたことが試合を決定づけていきます。西谷は試合を通じて脅威となっていましたが、先行して守備の重点が置けるようになったことで赤嶺も下がってこれたので、むっくんが落ち着いて対応できていました。

別格の上田康太と威力を増した昨シーズン攻撃

イヨンジェと赤嶺にぶつけるぞで自分たちの時間を確保することに成功した岡山は、そこから生まれたFKのチャンスで上田康太が無慈悲なFKを決めて先行します。セットプレーでの得点の比率の大きい岡山にとってはFKが直接決まるということは非常に大きな補強になりますね。

昨季はプラン通りの試合運びをしても相手の勢いに流されて試合が難しくなることの多かった岡山ですが、上田康太がボールの預けどころとして絶対の信頼感を放っていたことで今節はそのような悩みとは無縁となっていました。栃木の2トップ、ペチュニクと大黒は守備の参加はそんなにしっかりしていなかったので(大黒はまだDFに相対しにいっていましたがペチュニクはほぼなかったです)、岡山は喜山ー上田に預けることが容易となっていたことでボールを運ぶこと自体はかなり楽で、4-4のブロックに対する3-4-3の陣形のミスマッチをフリーに使うことができていました。ビハインドだぞと意を決して同数プレスを仕掛けてきた栃木にボールを奪われるシーンが散見されはしましたが、集中して対応しており試合の流れを手放すことはありませんでした。

なお、この3-4-3での攻撃の人数のかけ方も昨季から改善されています。イ・ヨンジェと赤嶺の二人が常にターゲット役となる意識をしていることでサイドを突破した際の迷いがなくなっています。得点自体はセットプレーからのみであったのですが、両ウイング経由で何度も惜しいチャンスが出ていたことは喜ばしい。ターゲット不足によるボランチもシャドウもみんなペナ角に飛び込むんやという渋滞がなくなっていたので、三村さんのドリブルも映えていましたね。シャドウやボランチもマイナスのボールやセカンドボールに備えるポジションをとれるようになったので、二次攻撃や守備の際のバランスも良くなっています。

今節のむっくんかわいいよむっくんのコーナー

前節は徳島の大外絶対使わせないマンとして地味にいい仕事をしていたむっくん。今節は栃木で最も脅威であった西谷を封殺するお仕事を黙々とこなしていました。うーんシブイ。タイマン本当に負けないですね。苦戦した徳島戦とあんまりパフォーマンス変わらなくて驚きます。

そのうえちゃんと3-4-3のウインガーとしても突破やクロス、そしてスローインで確実に攻撃を成功させていましたね。やはりCスタですと某投手のおかげでスローインで最も目立つことになるのですが、ロングスローも陣地回復用とコーナーキック用とでうまく使い分けていました。スローインが飛ばないことが唯一のチャームポイントだと思っていたので、これでは欠点がなくなってしまうではないか…と動揺してしまいました(欠点ない方がいいに決まっているんですがどうしても去年のノリがまだ忘れられなくて…w)

ミスがなくすべてがベストプレーになってしまうので難しいですが、あえて一つ挙げるとすると3-0になった直後の56分のシーンを今節のベストオブむっくんにしたいと思います。(著作権があれなのでシークバーしてみてください)

前に行くしかない栃木の攻撃を受け止めたあとの最終ラインからのつなぎでむっくんの突破から一気にゴール前へと向かったシーンなんですが、点差が開いて前にかかりたい栃木の心を折ったろうというむっくんさんの天使のような顔からギラリと覗くナイフのようなアレがでていてとてもよかったです。

https://twitter.com/i/moments/970284078351052801

むっくんのよさが…だんだんここに…溜まってきただろう…

では。