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【STARLINK】まき網に人気のプランを一ヶ月使った感想|長崎県 株式会社富栄海運

今回はSTARLINKとISANA Satelliteを導入した第31昭徳丸の漁労長にお話をお伺いしました!

同社ではSTARLINKを導入し、まき網漁船でもっとも人気がある「50GB+ISANA Satelliteプラン」をご利用いただいています。

そこで今回は株式会社富栄海運 第三十一昭徳丸の漁労長にお話を伺いました。

気象予測の精度向上

第三十一昭徳丸 川下漁労長

LH)漁労長、今日はお時間をいただきありがとうございます!
最新型衛星通信「STARLINK」を導入して1ヶ月、使い心地はいかがですか?

漁労長)とにかく通信のスピードが早いね!びっくりしたよ!

これまで使ってた衛星通信だと、気象情報を見る「エビスくん」の更新に30秒〜1分ぐらい掛かってたのが、今は2秒になった

LH)2秒ですか!すごい劇的な変化ですね!

漁労長)それとSTARLINKは月々が定額なのも助かる。
従来の衛星通信は使ったら使った分だけお金がかかるシステムだったから、操業が始まるとバタバタして通信を切り忘れて高額請求が来ちゃったこともあったんだ。。。

STARLINKでも通信しっぱなしにしたら通信量は消費するけど、いきなり高額請求が来ることはないから安心だね。

LH)そうですね!エビスくんの通信量なら絶対に使い切れないぐらいの通信の余裕がありますので、安心してお使いいただけると思います!

船用のパソコンでエビスくん、自身のスマホでWindyを使用している

漁労長)気象情報という部分ではエビスくんが快適に使えるのはもちろん嬉しいんだけど、沖でWindyが使えるようになったのも大きい

沖にいても天気の変化を細かくチェックできるし、ふたつの気象情報を見比べて判断できるようになったから、予測の精度が確実に上がったね

LH)なるほど!気象情報は操業時のあらゆる判断はもちろん、安全操業にも関わってくるから、とても大事な部分ですね!

コミュニケーションの変化

漁労長)あとはやっぱりSTARLINKを入れてからは、陸と同じようにLINEが使えるようになって便利だね。

事務所や奥さんとLINE電話をしたけど、陸にいるときと何も変わらず使えてびっくりしたよ。

LINE電話だと通話料かからないし、そのうち衛星電話を使わなくなるんじゃないかな?

沖合遠洋の船で利用されている「WhatsApp」

あとはこれから使うかわからないけど、インドネシア実習生が使ってるLINEみたいなやつもあるよね?

LH)あ、WhatsAppですかね?

漁労長)たぶんそれ。まだ使ってないけどそんなん使えばグループで通話もできるみたいだから、そのうち船団の全部の船にSTARLINKが入ったら無線すら使わなくなる日がきてもおかしくないよね。

LH)たしかに、STARLINKがあれば陸と同じようにコミュニケーションがとれますから、ゆくゆくは船独自の連絡手段を使う必要がなくなるかもしれませんね。

見えなかった情報が見える

LH)昭徳丸さんではSTARLINKの導入に合わせて、機器情報を船団内で共有できる「ISANA Satellite」を導入していただきました。
まずは一ヶ月使っていただいて、操業に変化はありましたか?

漁労長)これまでなかったものだからまだ慣れてない部分もあるけど、便利なのは間違いないね。
小さなタブレットでソナーの映りがキレイに見えるもんだなーと感心したよ。

漁労長)うちは沿岸のまき網と違って電波がほぼ繋がらないから、これまでは各船がいい反応を見つけたとしても、それを伝える手段が船舶電話しかなかった。
だから当然「良い」といってもどんな写りかまではわからないし、向こうの船長を信じることしかできないんだ。
他の船の機器の映りを自分が同じように見られるなんて、長年漁師やってるけどすごい時代が来たもんだなとつくづく思うよ。

LH)なるほど!気に入っていただけて嬉しいです!実際にISANA Satelliteは操業中にどんな使い方をしているんですか?

漁労長)運搬船の船長がいい反応を見つけたら、「ISANAの電源入れたよ」と連絡をくれる。

連絡があったら自分がタブレットで確認して、自分の船の映りと見比べたりして操業時の判断材料に役立てている感じかな。

LH)なるほど・・今のお話によると、漁労長が本当に見たい時しか使っていないのでしょうか?

漁労長)従来の衛星通信に慣れすぎちゃってるからかな?いくら大容量といっても衛星通信を陸のときのように使うのはまだ抵抗があってね。。なるべく見ないときは電源を消すようにしてるんだ。

LH)なるほど!大切に使っていただけるのは嬉しいのですが・・調べてみたら昭徳丸さんの通信容量はまだまだ余裕があります。ぜひ次の航海では操業中に運搬船側の発信をもっと使ってみてください!

ISANAでは航跡情報をその時の機器情報がすべて記録されている

LH)ISANA Satellite発信機の電源を入れている間は航跡が残るのですが、その際に航跡だけではなく魚探・ソナーの映像がすべて残るので、直近の写りを見返したうえでの判断できますよ。

漁労長)おお!これは便利だ。リアルタイムで映りが見えるだけじゃないんだね。
自分たちは操業するのは夜だけだし、思っているほど通信を使ってないのかな?次の航海では発信機の電源をいれる時間をもっと増やしてみるよ。

通信量はいつでも確認可能。

LH)ぜひお願いします!通信の使用量は専用のアプリで常に確認できますし、ライトハウスのサポートスタッフにご連絡いただけたらいつでもお伝え可能です

漁労長)ISANA Satelliteの使い方に慣れて、操業中に得られる情報が増えれば漁がもっと良くなっていくと思う。これからもよろしく頼むよ。

LH)こちらこそよろしくお願いします!

これからは沖で通信が使えるのが当たり前になり、操業するたびに使い方がどんどん広がっていきそうですね!

漁労長、本日はありがとうございました!

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