NIKKE研究各論(22)うず巻く血潮を燃やせ ニケ
今回は液体触媒と心臓について考察する。実はニケのここの部分はかなり怪しい所でなかなか情報がなかったのだが、このテキストである程度内情を掴めそうな気がした。
まず、ニケに流れているものはそもそも何なのか。ラピさんが気になる事を言っている。
また、ニケの胸には心臓ではなくコアが存在していることは何度も論じてきた。ただし、何人かのニケはドキドキする感情を覚えた時、「心臓が爆発する」という旨の発言をするのである。心臓とコアは明確に区別している様(コアを暴走させて自爆する方法すらある)なので、これは比喩ではなく本当のことなのだろう。
つまり、体液を循環させる人工心臓部は恐らく存在しているが、コアと干渉するので人間とはちょっと位置がズレたところにあると考えられる。
そもそも血液とは、どういう役割なのだろうか?人間の血液の役割とは大まかに言うと①運搬(酸素や炭酸ガス、栄養素の伝達)②調節(体温やPHなどを保つ)③保護(免疫や止血など)になる。ここで考えたいのが③である。
エーテルのエピソードによると、量産型ニケが人間の代わりに病気になって治験して…という話をするわけだが、③がないと病気に対する反応を人間と同じに見られなくなる。白血球がないので抗生物質だけで治しましたじゃねぇ。
出血についてなのだが、相手がビームや炎等で攻撃するので、意外と血が!というシーンがなかったりする。(指揮官は割と重傷で死にかけたりするのに)
しかし、ニケが血を流さない訳ではない。前述のノワールのアザにしても、毛細血管が破れて皮下出血したから起こるのである。
また涙は血液から血球を取り去って液体部分だけを排出したものであるし、汗も血漿を濾過したものである。ニケの液体触媒も似た作用でこれらを作っているのだろう。
「おれは涙を流さない…ロボットだから マシーンだから…」とは『おれはグレートマジンガー』の歌詞だが、ニケは血も涙も流すのだ。何故なら血が通った存在なのだから。
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