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NIKKE研究各論(29) 東風吹かば匂ひおこせよ梅の花

 今回からは嫁Dのイベントで出てきた幻覚成分を含んだアロマ(恐らく中身にミストという作中の麻薬が含まれていると思われる)について紐解いてみよう。

なんとニケにも作用する!
ということは脳に作用するということでもある。


 というわけで香りを感じるための器官である鼻、そして嗅覚と、幻覚作用を持つ薬物について二回に分けて研究していきたい。

 鼻は、本来は嗅覚器であるが陸生脊椎動物では気道としても使われ、ヒトでは嗅覚の相対的な退化によって気道として使われることの方が多い。
 外鼻は鼻腔の前壁であり、顔面の中央に三角錐状に突出するが、人種差・個人差が著しい。容姿にも多大な影響を与え、クレオパトラの鼻の高さがもう少し違ってたら歴史が変わっていただろうとか言われたり、手塚治虫キャラの猿田やお茶の水博士みたいな極端に鼻のデカい人物もいる。

以下 いろんな鼻の描き方
タトゥーについてはまた後日やりたい

 鼻腔は外鼻腔に始まり、一対の後鼻腔により咽頭鼻部に続く。鼻翼部分にある狭い鼻前庭と、粘膜に覆われた固有鼻腔に分けられる。
 鼻前庭には毛が生えている。これが鼻毛であり、空気中の塵などへのフィルターとなる。
 鼻粘膜は大部分の呼吸部と総鼻道の後上部のみの嗅部に分かれる。嗅部は嗅覚を司る嗅上皮からなり、ヒトでは嗅部は相対的に狭く発達が良くない。
 鼻水は鼻粘膜の胚細胞の粘液や鼻腔の鼻腺、血管からの湿潤液の混合物である。スノーホワイトもロリの時、指揮官に鼻をこちょこちょされて盛大にくしゃみをしたことがある。ニケも鼻が人間同様(若干過剰かもだが)機能しているのがわかる。

 

白百合の香りをかいでときめくロリホワ。

 嗅覚も味覚同様、化学物質が刺激となる。
 においはしばらくかいでいるとまもなく感じなくなってしまう。これを嗅覚の順応という。しかし、種類の違うにおいは十分感じることができる。これは選択的順応という。
 イヌは人間と比べるのも烏滸がましいくらい感度が高いが、ニケにはそこまでの機能はないようだ。ただ他の感覚と同じく嗅覚センサーを有しており適宜オンオフが可能だ。


この場合は刑事の勘的な意味ですよん!?


……

 最後に、においを脳に伝える経路とその働きを調べてみよう。
 粘膜の嗅上皮の嗅細胞によって感知される。この嗅細胞の細胞膜上には嗅覚受容体であるGタンパク共役受容体 (GPCR) が存在し、これに分子が結合して感知される。
 電気信号は嗅神経を伝わり、まず一次中枢である嗅球へと伝わる。さらにここから前梨状皮質や視床下部・大脳皮質嗅覚野などを通って情報が処理されていく。
 その際、においによって記憶や感情が揺り動かされることもあるのがわかっているが、この研究はつい最近進展したばかりで、まだまだ未知の分野である。
 以下のサイトも参照されたし。


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