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【初めて犬を飼う方必見】犬の基本のしつけ方と気を付けるポイント



しつけに挑戦しているけど、なかなか覚えてくれないことありませんか?しつけにはいくつかの注意点や飼い主さんが理解しておかないといけないことがあります。

愛犬に合ったしつけが出来ているかが、早く覚えてもらう近道です。この記事では飼い主さんが気をつけるポイントや基本的なしつけ方をご紹介します。

犬のしつけ前に!気をつけるポイント

正しいしつけができていないと、犬のほうが強い立場になり、怖がりながら生活することや、犬の名前を呼んだだけで自分のスペースから出てこない、怯えるなどお互いが不幸になってしまいます。

人と犬が幸せに生活するためには信頼や絆が大切です。

ルールを押し付けない
犬が嫌がる・やらない・出来ない理由を理解してあげましょう。無理に押し付けてしまうと噛む、怯えるなど絆や信頼関係を失う事もあります。

犬が過ごしやすい環境を作る
人が快適でも犬が快適とは限りません。例えば、床がフローリングだと滑りやすく、上手く爪が使えずよく転んでしまいます。

また、ベットやソファーは人間が使いやすい高さに作られていて、飛び乗る・飛び降りる時に負担がかかることがあります。

他にも人が快適な室温でも高さによって温度が変わるので犬目線で考えることが大切です。

人に慣れる
爪切りや耳掃除などのケアをするとき、動物病院の診察など人に触られることは避けられません、 初めは飼い主との遊びの中でさりげなく触ってみましょう。

また、散歩中に人とすれ違う・公園に人が多いなど触られなくても犬は警戒したりストレスになったりします。

トレーニング時間は長くしない
集中力がない状態でしつけようとしても上手くいきません、3分〜10分が好ましいです。短い時間にし、回数を増やすようにしましょう。

アイコンタクトをとる
アイコンタクトとは、犬とのコミュニケーションの一つで、犬が飼い主の目に集中している状態のことです。

全てのしつけのベースとなります。アイコンタクトの時間を長く取れるようにしとくと良いです。

トイレのしつけのポイントと注意

犬がトイレを覚えるまでは、監視管理が大切です。

飼い主が出来るだけトイレをしたいタイミングを理解しトイレの場所まで連れて行く監視、トイレの空間を快適にすることや犬から目を離す時ケージやサークルに入れる管理を意識しましょう。

準備するもの
トイレトレー トイレシート ケージやサークルなどの囲えるもの

監視

起床した時・水を飲んだ後・運動した後・興奮した時や後・食事の後などが排泄したいタイミングです。

またトイレしたい時に取る行動(トイレサイン)を見つけましょう。個人差がありますがクンクンと地面の匂いを嗅ぎトイレをする場所を探す、そわそわしはじめるなどよく観察し理解してあげましょう。

排泄したいタイミングやトイレサインをみたらトイレまで連れて行きましょう。

管理

トイレを覚えるまではサークルやケージのなかにトイレトレーやトイレシートを入れ排泄が終わったら出してあげましょう。

初めは体のサイズに合ったトイレトレーとサークルを使用しましょう。トイレトレーはその場でクルクル回れるサイズにし、サークルは体の2〜3倍の大きさが好ましいです。

トイレトレーは少し段差があり犬はここがトイレとわかりやすくなります。またトイレトレーの周りにトイレシートを敷いとくと、トイレの失敗したときに片付けが楽になります。

注意点

トイレに失敗しても叱るのはNGです。

トイレをすると叱られると思い隠れてトイレをしたりトイレを我慢して排尿障害になったりする可能性があります。

また、トイレの近くにカーペットしかないようにしましょう。

犬は、習性上、土や草などの柔らかいものの上で排泄します。なのでカーペットのように犬が勘違いしてしまうものは近くに置かないようにしましょう。

犬が落ち着いてトイレができる環境作りも大切です。

トイレは、人があまり通らない場所で過ごしやすい気温のところに設置しましょう。

まて・おいで・おすわりのしつけ方

まて、おいで、よしはご飯をあげる時や遊ぶ時に使う指示になりますが3つ同時に覚えてもらうことは難しいです。

始めは、(まて)から覚えてもらいましょう。まてのしつけ中に犬がこちらに向かってきた瞬間に(おいで)と声をかけるなど日頃から犬に合わせる声かけは行いましょう。

おやつ・ご飯のときに、しつけましょう。飼い主の指示に従ったらご飯を与えると良いです。指示に従うといいことがあると理解してくれます。

最初は少しでも(まて)が出来たらご飯をあげる。繰り返し行うことでどうするとご飯がもらえるか考え、行動してくれます。また、食べる前に(よし)と声がけをしましょう。

まてが出来るようになってきたらおすわりのしつけに挑戦してみましょう。(まて)の状態の時に犬の頭上にご飯を持っていくと見上げる姿勢になります。

あとは腰を下げれば(おすわり)になります。腰を下げるのは飼い主がサポートしてくださ

い。ここまで出来るようになったら(おすわり)(まて)(おいで)を繋げて行い

ましょう。

1 おやつを頭上に持っていき(おすわり)
2 おやつを見せながら(まて)と声かけをし、ゆっくり1歩後ろにさがる。
3 動かなければ(おいで)と声かけをします。反応がよく無い時は、おやつを持っている手を犬に近づけると良いです。

散歩のしつけ方

散歩の時は、飼い主が止まったら犬も止まる、常に隣を歩くようにしつけましょう。

片手でリードを短めに持ち、もう片方の手でおやつを持ちます。おやつを持つと犬が飼い主を意識しながら歩くので散歩が楽になります。初めはおやつで進みたい方向へ誘導しましょう。

おやつを見せながらアイコンタクトをとり、上手く歩けたらおやつをあげましょう。これを繰り返し行うと、次第におやつがなくても飼い主を気にしながら歩くようになります。

最初から外でのしつけが不安な方は、家の中でも同じようにしつけが行えるので、慣れるまで室内でしつけをするのも良い方法です。

犬種にあったしつけを行おう

同じ犬でも犬種によって性格が異なり、それに応じてしつけのしやすさも異なります。しつけを行う前に、それぞれの犬の個性を理解しておきましょう。

犬種によって、活発な性格や従順な性格などさまざまです。もちろん、この犬種だからと決めつけてはいけませんが、個性を理解する参考にしてください。

大きく分けると、犬の中でも牧羊犬・鳥猟犬・獣猟犬・小型獣猟犬・使役犬・愛玩犬・日本犬などさまざまな系統があります。自分の飼いたい犬、飼ってる犬がどの系統で、何の犬種か理解してあげましょう。

レトリーバー系が所属する鳥猟犬・ダックスフントが所属する獣猟犬、同じ猟犬でも、鳥猟犬は攻撃性が低く服従心が強いとされています。一方、獣猟犬は狩猟本能が強い犬種もいるため同居動物や散歩中に注意が必要なことがあります。

本能的な部分が強く出てしまう犬でも、きちんとしつけを行えば問題ありません。また猟犬は必要な運動量が多く、少ないとストレスが溜まり無駄吠えやイタズラをしてしまいます。

このように、犬種によって飼い主が気にかけてあげる要点があるので、犬種にあったしつけが大切です。

まとめ

犬のしつけで困っている、しつけに挑戦してみたい方は以下の要点を押さえてしつけに挑戦してみてください。

  • ルールを押し付けていないか

  • 犬が過ごしやすい環境になっているか

  • 人に触られることに抵抗はないか

  • しつけの時間は長くなっていないか

  • アイコンタクトを取れているか

愛犬のしつけに困ってしまったら、一人で悩まずトレーナーに頼る事も良いです。飼い主さんも犬も楽しく過ごすためにしつけに挑戦しましょう。


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