見出し画像

2022.11月 八戸③

AM4:00。アラームで目を覚まし準備を始める。事前にタクシーを予約しており早めに10分前くらいにロビーへ降りると既にホテルの前にタクシーが停まっていた。いい人であることが全身から滲み出ている様なおじさんだった。道中は永遠に館鼻岸壁朝市についてプレゼンをして頂いた。とてもプレゼン慣れしている様で到着までの尺もバッチリであった。朝市の魅力やおすすめの回り方を聞かせてもらえた。「楽しんできてくださいね〜」と送り出してもらい今回の旅2度目のほっこり。ひとり旅だけどぜんぜん寂しくない、人の温かみの意味を今回の旅で噛み締めている。

まだ真っ暗



さて、回ってみよう。お目当てのものは2.3つあるが胃の許容量が許す限り食べたい。時刻は朝5時18分。小さい頃スキー教室で被っていたような耳まで隠せる帽子にマフラー、手袋と完全防備で食べたいものを探し回る。
まずは軽トラの裏で海鮮を串焼きしている「石川商店」を発見。イカ、サバ、ニシン、紅サケなどどれも魅力的すぎたが今回は焼きホタテをチョイス。15分後に取りに来るようにとのことで、それまでは近くのお店をぐるぐる。焼き上がったホタテはキラキラで甘めのタレの匂いがする。身は大きくプリプリで美味しかった。

続いて向かったのは人気の塩手羽のお店「大安食堂」
まだ5時であるのに行列ができてる。わたしも最後尾に並び始め、ここで疑問がひとつ。どこで食べようか...。
基本的にみんな食べ歩きをしているのだが、ひとりで朝から塩手羽がっついてるの恥ずかしいな..(そこは気にするんかい)なんて考えながら回転が早いためあっという間に塩手羽2本ゲット。行列の真横でがっつきました
塩っ気があって本当に最高。50本買ってるお客さんもいてびっくり。おうちでみんなでお昼に食べるんだろうなぁ。秋田の祖母の家の風景が思い浮かんだ。

その場で揚げてます!
暗闇で撮りました感

漁港を覆い尽くす露店の群れは端から端まで歩くとなかなかの時間を要する。スタート地点付近には海産物や焼き物などの人気グルメが多く、ぐるっと奥の方にももちろん海産物の他に雑貨や洋服なども陳列していた。
スタート地点からは少し離れたところにあるのはお目当ての焼き小籠包。の前にケランパンを見つけて吸い込まれる。ケランは韓国語で卵を指し、カステラ生地の中に卵が入っているデザート系の食べ物。話は逸れますがカステラ生地のお菓子?をパンって呼ぶのって全国的にあるんですかね。地元にカステラパンという菓子パンが売っていて祖父と私と妹と母はこの菓子パンが大好きでよく食べていた。(仏壇の前から拝借していた)そんな懐かしい味もありボリューム満点だったがペロリ。大きな釜の上で売っていてそのビジュアルも面白かった。

ケランパン

やっと本命の焼き小籠包へ。道を挟んですぐお隣です。
こちらも大きな釜の上で売られていてビジュアル抜群。
ノーマルと海鮮と2個ずつ注文し再び行列の前でがっつきます。冷たい空気で真っ白な湯気をたてながら。

焼き小籠包

寒すぎたので一度暖を取るためにコーヒーを注文しバスの中へ。停まっているバスで飲食して良い露店もあります。そんなこんなでタラタラしてるうちに日の出です。
もちろん旅の朝は特別で、心が生き返るようでした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?