基礎から少し踏み込んだところまでを金融教育の対象としてほしい

 あくせく働くのがバカらしくなることがある。

 労力の重さと生み出す価値の高さは完全なイコールではないから、自分がめちゃくちゃ頑張って仕事したとしてもサラッと自分の倍以上を稼いでしまう人間がいて、そんな相手を羨まずにはいられない。

 この世から労働の必要がなくなったとしたら。仕事をせずとも高価なものが手に入り、仕事をせずとも美味しいものが食べられ、仕事をせずともいいところに住める。

 あらゆる仕事が人間以外の手に委ねられるようになっているなか、いつかそんな未来は来るだろう。

 でもきっとそれは私がお婆さんになる頃か、死んだ後の話かもしれない。今はまだ、豊かになりたいなら必死になってお金を稼がないと。

 でもフルタイムの仕事をしているなか、それだけでは自分の夢見る生活が送れないとしたら、他に稼ぐ手段が必要だ。そうなるとやっぱり投資か副業か。

 でも一社会人の微々たる額を投資してどれくらいメリットがあるのか。

 分からないから知りたい。

 なんだか以下のような動きがあり、それはとてもありがたいことなのだが、日本国民全員に投資を推奨するという前提で生まれる組織は結局「まだ投資はしない」という選択に対して否定的なものなのだろう。

 そうなるとやっぱりアドバイスを求めるというのではなく、自身の知識を底上げしていく必要がある。

 金融教育を国家戦略としているなら、ある程度高度な知識まで学べるようにして欲しい。

 通常の無償教育とかそこらにある格安のオンデマンド講座というものは大して深い知識までは身につけられないから。それは民間主体だから仕方ないことなのであるが、薄っぺらい金融リテラシーなど身につけたところで何にもならない。

 国家で推進するならば力入れて専門的な知識も良心的な価格で学べるよう環境整備してほしい。

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