海外に出てはじめて「日本のヨーグルトは美味しくないかも」と気づいたあの頃

 学生時代の頃、少しの間オーストラリアで暮らしていたことがある。

 それまでの自分はあまり日本から出たことがなかったのと、日本で生きてきた中で醸成された「日本食はなんでも美味しい」というイメージを無条件に信じていた時期だった。

 当時はそこまで健康志向ではなかったのと、乳製品に今ほどのこだわりはなかったためヨーグルトというのはそんなに食べる方ではなかった。

「オーストラリアといったらオージービーフか乳製品だな」と思い、現地で暮らし始めた当初にヨーグルトをいくつか買って家で食べてみることにした。

 そうしたらびっくり。

 日本にいた頃はほとんど明治ブル◯リアヨーグルトみたいなものしか食べてこなかった私は、それがヨーグルトのスタンダードの味だとずっと思っていた。

 けれどオーストラリアで食べたヨーグルトは、例えるならパル◯ノのようなお高めのヨーグルトの味だった。そしてそれが現地で買った一番安いヨーグルトだったのである。

「パルテノがスタンダード」のオーストラリアでは、そんな超おいしいヨーグルトがでっかいバケツ(多分1リットルくらいの容量)で500円程度で買えた。

 信じられない思いだった。そして思った。これが本当のヨーグルトか、と。

 元々ヨーグルトって酸っぱいからあんまり好きではなくて、大量に砂糖を入れないと全然食べられなかったのに、オーストラリアではヨーグルト自体が美味しすぎてむしろ砂糖を入れないでバクバク食べた。

 そんな私は、日本に帰国した今ではヨーグルトといったらパルテノかオイコスしかほとんど食べない。

 日本製品でも美味しいのあるじゃん、なんて思ってたら、オイコスの方はフランス製なのね。


 余談だけど、上記記事にて、「日本が重要」と言わせたい感じのインタビューはあまり好きではない。。

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