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規格外

畑からこんにちは^_^

今回は規格について思っている事。

スーパーや八百屋さんで並んでいる多くのお野菜や果物は傷のない大きさが整った物が売り場に並んでいますね。
上記の物以外をB品(規格外)として値段がつかないと言う事があり廃棄処分している農家が殆どだと思います。

生産技術が向上し、秀品率も向上し値段がつく様になった為B品は値段がつかない(低い)んですね。これは市場出荷や農協出荷の共選特有の規格なんです。
例えばF市に同じ作物を作る農家さんが3人居たとします。
それぞれの同じ作物を合わせて市場に出荷したとすると、個別の基準で秀品を出すと三者三様の秀品が出来上がり、1パック分の本数等もバラバラになってしまう為、市場流通の場合は特に規格が重視される傾向があります。

この規格と言う物差しが購入していただく方にとっても、いつも見ているものでは無いと言う概念を植え付け、規格外の物は手に取らないから安く売り出し購入していただく、叩くだけ叩いて仕入れ値を下げ利益が上がる仕組みを作り上げて[規格外=安い]になってしまった様に思います。

規格はあくまでも基準と捉えていただくと、言葉に惑わされないかな?と思います。

私が育てているお野菜達は規格内でお届け出来る期間は極僅かな期間のみで、規格外に大きくなったお野菜も美味しくいただけると思います!
規格内の味から規格外になった味の移り変わりを楽しんでいただく為、お届けの際にはお話をしております!
1人でも多くの方に規格は基準であり全てでは無いと言う事を知っていただきたくて…

規格外だから安いはイコールでは無いと思っています。購入していただける方の理解があってこそ成り立つ事でもありますが。。

私が農家でやりたい事の一つ
『リアルに顔が見える農家』


市場流通は素晴らしいシステムですが、市場流通にのせない農家側から言わせていただくならば弊害もあると言う事もご理解していただけると幸いです。

元々私は生花市場の仲卸で働いてた為流通に関してはわかっているつもりです。

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