処女婚活🧟♀️街コンデュエル
わたしは、どんどん余裕がなくなり、人を許せなくなることが多くなってきたやべえ処女だ。(反省chu!)
例えば、コンビニの店員さんの態度が冷たい時や、ノーメイクの時のみ雑になる接客を受けた時(ちゃんとメイクしている時は優しい)など、大切にされてないと感じたら速攻ムッとする。
毎日一度はムッとしてる、わたし。昔は流せたことでも、根に持ってしまい、短気で攻撃的になってしまった。(悲しきモンスターになっちゃう、、、)
みんな仕事で疲れているから相手に対して優しくできない時があるのはわかるし、傷つけられる時もある。だからこそ自分のことを大切にしてくれて、慰めてくれる存在が必要なのだこの時代を生き残るためには。
帰宅後、少し遠方になるが街コンに申し込んだ。
安全基地がほしいのだ、わたしは。
うそだろ、まゆちゃん
18日、某居酒屋。今回の街コンは、27~39歳までの未婚男女が参加する。わたしはもちろん一人で参加。
居酒屋の一角を借りて、食べ放題飲み放題(上限あったかも、曖昧)の2対2のバトル。さながらポケモンになった気で座席に座る。男女2対2で行うため、一人で参加している私には同じように一人で参加しているまゆちゃん(仮)と組むことになった。
まゆちゃんは清潔感があるアナウンサーのような29歳。フェミニンなかわいい服装に、ゆっくりした話し方が特徴的な品のある女性だ。
対するメンズは、まっしゅさんとケンタッキーさん。
まっしゅさんは、インテリ系でごぼうと同じ体格の男性。ケンタッキーさんは、カーネルサンダース似でいきつけのラーメン屋がたくさんある男性。
対になる体型の二人が奇跡的に揃った。感動した。
主催者の乾杯の一声でついに街コンが開始された。
口火を切ってくれたのはケンタッキーさん。
ケ「お二人はお友達ですか?」
処「あ、まゆちゃんとはここで初めて会ったんです」
ま「そうです、ここでできたお友達です」
まゆちゃんをすごいなと思うのは、嬉しい言葉を照れもせずに言ってくれるところ。
メンズが来るまで、わたしのpixivブックマークを笑顔で見てくれたところも本当に優しいしわたしはキモい。
ま「さっき楽しそうに話していたから友達だと思ってました」
処「近所のラーメン屋さんの話してたんです。閉店しちゃったねって」
ケ「もしかして○○屋ですか?」
処「そうです!ご存じですか?」
ケ「たまに行ってましたよ。でもあそこのラーメン屋よりおいしいところ知っていますよ」
pixiv以外にもラーメン屋の話をしたから嘘じゃない。
期待を裏切らず、食べ物の話に食いついてくるケンタッキーさん。「ラーメンマウントえぐいな、、、」と思いつつウンウン聞いていたら、まゆちゃんがにっこりと笑って、こう言った。
ま「へえ、ケンタッキーさんとデートしたら美味しいラーメンが食べられるんですね。楽しみだなぁ。」
うそだろ、まゆちゃん。狙ってんのケンタのこと?
その発言、勘違いさせちゃうよ。
わたしは、「え、まゆちゃんラーメンすきなん?」と空気を読まず聞いてしまった。ケンタじゃなくて実はラーメン狙いではなくて?
ま「ラーメンも好きですよ〜。だからケンタさんと気が合うなって思いました」
この言葉の中に熟練のテクニックが隠されている。もうまゆはケンタを落とす気満々だし、ケンタはもう落とされている。まゆにデレデレだ。
わたしとまっしゅさんは意味深に目を合わせた。
わたしたちはただの石になりましょう、と。
だがわたしたちの意図は外れ、またまゆが仕掛けてきた。
ま「まっしゅさんはお休みの日何されてるんですか?」
👓「え、僕?うーーん、ドライブしてます。運転好きで」
ま「わたしも好きです!目的なく車走らせるの好きなんです」
ケ「俺もドライブ好きだよ!まゆちゃん、連れて行ってあげようか?」
やだ、肩身が狭いよあたい、、、なにこの構図。わたしもどこかに入れて。
ま「ケンタさんはラーメン屋さんに連れて行ってください!まっしゅさん、おすすめのドライブコースありますか?」
👓「うーーーん、〇〇とか?」
ま「行ったことあります〜写真もたくさん撮りました」
そう言ってまっしゅさんにインスタを見せるまゆ。
今度はまっしゅさんとまゆ、2人の世界が出来上がり始めている。まゆは「まっしゅさんのインスタ教えてくださいよ〜」と、インスタで繋がろうとしてる。
うそだろ、まゆちゃん。両方いこうとしてんの?
ケンタはなんとか2人の世界に入ろうと、ケンタ自身のインスタを開き「俺はラーメンの写真ばっか」と言ってアピールしまくる。まっしゅさんは嬉しそうにまゆに微笑む。
こういう時って輪の中に入った方がいいと思うんだけど、わたしはひたすらお酒を飲むことにした。
輪に入ったら負ける気がしたのだ。(あとインスタやってないョ、、、)
まゆは両方狙う気なのか、15分間メンズたちに思わせぶりな態度を取る。メンズもまゆにアピールし、わたしは入れる話があれば入る、というように地獄の時間を過ごす。
でも凄いなと思うのが、まゆの本心が全く見えないところ。にこにこと、笑顔で、テンション高く返している。相手に失礼な態度を取らず、会話を楽しんでいる様に見える。見せている可能性もあるが。(わたし性格悪くない?)
偉いよまゆちゃん。まゆのタイプがどんな人かわからないが、2人に対して愛想良く対応しているのは人として素敵だと思う。
わたしはほとんどアピール出来ず、メンズの席替えの時間が来た。メンズはにこやかにまゆに手を振り、席を外した。
2人がいなくなった途端、まゆはわたしに小さな声で
「あの2人微妙でしたね、処女さんはどう思いますか?」
うそだろ、まゆ。
お前も性格悪いのかよ。
第2部へ続く。
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