おんがくをかくかくをかく玖
さっき泣いた
運転する車中で
もしかしたらこの先
今以上につらさを味わうかもしれない大切な人から
ずっと心中を訊いてきたこの数ヶ月
アドバイスなんていうもんを発することができるほど
私は大人でも立派でもなく、
ただただ心配し、ただただ幾つかの方法や可能性を提示して
だけどね、それが最善かはわからないんだ、とか
結局私が自分のことばから逃げるようなことをして
彼女は悩ましかったろうと思う
ありがとう、と必ず返信をくれる律儀で真面目な彼女が
どんなかたちであれしあわせな人でいて欲しかった
なにを選択しても、なにを選択しなかったとしても、
決めたそこから ひとりのわたし として
生きていけたらいいよな、って
彼女について思っていた
意を決して先日、当事者たちと顔を付き合わせて
私から
話をしないか と提案し
なんだか美味しいゴハンを食べて帰ってきたわけだが
今日
彼女からひとつの連絡があった
やってみるよ
と 文字が並んでる
今回 私は彼女にこう伝えていた
あなたはいい子です
身内だからではない
思慮深くて、簡単には人を諦めず
考えて考えて やっと言葉を繰り出す
相手を思って動く人
頭が下がるくらいだ
だから自分を卑下するな
あなたはいい子なんですよ
と
彼女の答えとは
選んだ道を変えないことにした、というもの
わかったよと返事をしたあと
実は彼女も
不遇の時代から好きだった
SUPER BEAVERの
『東京』の動画も添えた
もう何度も聴いたこのうたを、
あたしもまた聴いて泣いた
なんて贅沢な人生だ
そっか、わかったよ
がんばれ大切なあなた
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