たのしく読み書きできるのは、健康のしるし。
文章には、その日のコンディションが表れる。文章はその人の内側にあるものから生み出されるものなので、そりゃそう。
インフルエンザを発症して4日目のいま、この文章を書いている。熱は37度台まで下がったが、いかんせん体がだるい。体の節々もまだ痛い。
ベッドでずっと寝てるのも嫌なので、文章を書こうとしてみるのだが(リハビリもかねて)、言葉がスラスラ出てこない。
脳の前頭前野が、スリープ状態に入っている。僕の体は、侵入してきたインフルエンザウイルスを迎撃することに必死で、前頭前野までエネルギーが行き届いていない。つまり、知的作業ができない。
そもそも、書こうという気持ちが湧いてこない。
日頃、「よし、今日も書くぞー」と思えていたのは、体調が良かったからなのだと改めて気づかされた。当たり前の話すぎるけど、モチベーションと体調は密接に繋がっている。ああ、書いててもうやる気がなくなってきた。
思考の深さも全然足りてない。
普段の記事から洞察に富む文章を書けているわけではないが、明らかに平常よりは単調な文章になっている気がする。脳がエネルギーを節約しようとしているのが、自分でもわかる。けちんぼになりやがった。
伏線を張って、最後に回収? そんなの無理無理。健康な状態でも、そのような芸当はできないんだから。
読む方もだめだ。
本を読もうとしてみたけど、文章が頭に入ってこない。書くだけにとどまらず、読む方もだめか。おのれインフルエンザめ。僕の楽しみを次々と奪いやがって。
てなわけで、いまはNetflixで洋画とかを観ている。兄がファミリープランを契約してくれているので、タダ乗りしてる。末っ子さいこー。
映画は、不思議と観れる。推理系とかSF系みたいな、複雑なストーリーの作品はついていけないけど。
ああ、あとラジオ。寝ながらつけっぱなしにできるから、これもいける。仰向けになって目をつぶりながら、聴いていればいいのだから。
そう考えると、文章って、書くだけではなくて読む側にも、エネルギーを要求するものなんだな。
文字だけで状況を想像しないといけないし、音声もないから、登場人物の感情を文章だけで読み取らないといけない。労力のかかる作業だ。
とすると、文章を書いたり、読んだりするのを楽しめているうちは、それは体調が良いということの証拠でもある。
えっ?結局何が言いたかったの、って?
健康に勝るものはないよねぇ。
明日ぐらいには、寛解になると信じている。
インフル記事は、もう書きとうない。
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