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変化できない理由と、ポテンシャルエネルギー
久しぶりに理系記事を書いてみようと思う。
新社会人となって、3ヶ月がたった。
新しい生活に慣れてきたのだが、ふとした瞬間にこんなことを感じてしまった。
「あれ、このままなんとなく人生終わっていくんじゃね」
仕事に慣れてきたのは良いことなのだが、それにともなって少しずつ生活に変化がなくなっていたのだ。
同じ時間に起きて、同じような作業をし、同じような料理を作り、同じ人と会話し、同じような娯楽に時間とお金を使い、同じ時間に寝る。
同じことをしていると快適で安心なのだが、そうすると刺激の乏しい毎日になっていく。
このまま漫然と月日が過ぎて、気がついたら半年、1年、3年・・・と終わりそうだ。
子供のころって、何にでも好奇心もって新しい行動をどんどんやっていたのにな。
昔より変化を恐れるようになっているぞ。
そもそもなぜ、変化するのって難しいんだろう?
・・・
エネルギーがいるからだ。
自分の未知な世界に足を踏み入れるとき、エネルギーを大きく要する。
反対に、いつものことを繰り返すのは、快適でエネルギーが少なくてすむ。
物理法則では、物体はエネルギーの低い方へ、低い方へと、向かっていく。
人間も物理法則に抗えず、エネルギーが低い方へと向かってしまうに違いない。
簡単な例として、ボールを斜面にそっと置くような状況を考える。
ボール(野球ボールでもなんでいいが)を斜面に置いた時、当たり前だがボールは斜面に沿って転がり落ちていく。
物体は高いところにあるとき、ポテンシャルエネルギー(位置エネルギー)を持っているのだが、そのポテンシャルエネルギーが小さくなる向きに力がはたらく。
これが力学の法則。
だから、物体が低いところに落ちるように、重力がはたらく。
数式では、
$$
\boldsymbol{F} = -\nabla U
$$
という関係が成り立つ。$${\boldsymbol{F}}$$は力で、$${U}$$はポテンシャルエネルギー。$${\nabla}$$は3次元の微分バージョンみたなもの。
![](https://assets.st-note.com/img/1720226997902-9dJK8EMkwf.jpg?width=1200)
人間の行動も、これと同じようなものだと思ったのだ。
新しいことをやろうと意気込んだのに、気がついたらいつもと同じような選択をしてしまっているのは、それはエネルギーの低い方へ向かうように力がはたらいているから。
外から力を加えないとボールは斜面を登っていないのと同じで、人生に変化を起こすためにはある程度の不快感に耐えなければならないのだろう。
ずっと斜面を登り続けるのは無理なので、安定するところをまた見つければよさそうだ。大きく変わるのではなく、少しずつ変わっていく方がいいというアドバイスは、このことからも説明がつく。
![](https://assets.st-note.com/img/1720228510921-XaweqIk47q.jpg?width=1200)
ふーっ。
ペンタブで書くのまだ慣れてないから、すごい時間がかかる。
変化するのは、やはり不快感があるのだ。
なんかすごい説法じみた記事になったけど、僕は新しいことに挑戦するとき、いつも超不安を感じています。
逆に、恐怖や不安を感じているのは、変わっている証拠なのかも。
変化していく中でめっちゃきついと感じたら、いったん前の状態に立ち戻ってもいいし。
個人的な目標として、まずは、積極的にいろんな方に話しかけてみようと思います。
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