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親のスネなおし

昨日、僕が春から新卒として働く企業の人事の方と、面談を行った。

「卒業、大丈夫そうですか?」という確認のためだ。月曜日の朝、若い男性の人事の方と、zoomで面談。

「研究の問題点が見つかって、本当にギリギリで修士論文を終えそうです」と答えると、パソコンの画面越しで人事の方が、とても笑っていた。月曜日の朝は誰にとっても、ダル重いはずなので、笑いを取れたのは自分としても嬉しい。


その後も、気になることを色々と質問した。ちょっとでも気がかりなことがあれば、どんどん聞く。不安材料は、できるだけなくしておきたい。

引越し費用の負担のこととか、家賃補助のこととか。後で「もっと早くに知っておけばよかった」と後悔しないためにも、ためらわずに質問する。どうしても経済面に関する質問が、増えてしまう。

お金で幸せは買えないが、生きていくためにお金が必要なのもまた事実。それと、新卒1年目の生活レベルがよくわからない不安もあって、こういった質問が増えるのだと思う。


僕が質問をして、それを人事の方に答えていただくというラリーを何回かした。

すると、人事の方が思い出したかのように、会社の基本給の引き上げについて説明された。物価高騰、若手の人材不足もあって、多くの企業が初任給を引き上げたことは知っていた。会社説明会でそんな話はされなかったので、「僕が入社する企業は賃上げがないのか」と思っていたのだが、初任給が上がるらしい。


ということはつまり、初任給で両親にプレゼントできる額が増えるということ。

両親には、大学院まで通わせていただいた。国公立の大学だったので学費は少し抑えられたかもしれないけど、ここまでにかかった教育費や生活費を考えると、計り知れない額だと思う。

何かをやるにしても、反対されたことはほとんどなかったし、やりたいことができるようにサポートしていただいた。本当に頭が上がらない。



長かったモラトリアムも終わり、春から社会に出て、働く。

かじったスネを、少しずつ治したい。


その前に、修士論文を乗り越えねば…

締め切りまであと1週間と、数日だ。


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