口ベタ、書きヘタ
あー、なんで言葉が、頭に浮かんでこないんだろう。
人と会話をするときに、よく思うことだ。大人数になると特に、それが顕著になる。言葉が浮かんでこないので、どうしようもない。
文字通り、頭が空白の状態なのだ。短いあいづちの言葉が浮かんでくるだけ。ポンポンおもしろいワードが、次から次へと口から出てくる人の頭はどうなってるんだろうと思う。
高校時代、好きだった人が自分の隣の席で、そのため会話をする機会があったんだけど、「話しているときに時差を感じる」と笑顔で言われたことを覚えている。
相手からのラリーが来ても、すぐに返せない。一度ゆっくり考えてからでないと、言葉が出てこない。好きな人だとなおさら、「慎重に言葉を選ぼう」と思うので、さらに時差はずれる。時差ボケが起こるレベルだ。
大学に入ってからも、友達に似たようなことを言われたことがある。「いまローディングしてるよね」と。
パソコンの動作が重いとき、クリックカーソルがぐるぐる回るが、考えている様子がまるであのローディングのように見えたそうだ。普通ならすぐ返答できそうなのに、考え込んで動きが固まってしまったのだ。
その時は言葉が口から出てこなかったけど、しばらくたってから考えがまとまったりすることがよくある。ずーっと頭の中ではぐるぐるとローディングしていたわけで、時間はかかりながらも無意識のうちに、脳が思考をまとめようとしてくれたんだと思う。とんでもない時差があるけど。
文章の質はいったん度外視して、書くネタに困ったことは、実のところない。文章を書くのも、話すことと同様に下手くそだけれど。毎日投稿をしている身ではないので、「書くネタに困ったことはない」とほざいてはいけないと思うけど、これまで「書くことがない」と悩んだことはほぼない。
「ああ、あのとき口では言葉にできなかったけど、あとでゆっくり文章で書くなら、いくらでもできるな」というモチベーションでやっているのだと思う。それに文章を媒体にして頭の外へとアウトプットしていれば、頭がいっぱいいっぱいになることも防げるし。
あれっ、そういえば最近、連続投稿が続いているな。
これはですね。引っ越しの荷造りがものすごく退屈な作業で、文章でも書いて気分転換してないとやってられないからですね。
段ボールに荷物を詰めながら、頭はずっとローディングしております。
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