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やさしく、輝く。

「海は、眺めるだけ」というのがほとんど。

でも、たまにワタシも浜辺に下りる時がある。

人があまりいない干潮の時。

波に乗って浜辺に流れ着いた宝石を取りに(笑)

「シーグラス」

海に落ちてるガラスの破片。

波に何十年も揉まれて角が取れて丸くなり、すりガラスのような表面。

何十年もかけて独特の質感や形状になっていく。

色は様々あるが、白、緑、茶、水色が多く見られる。

赤は、およそ5000個に1個
オレンジは、10000個に1個程度の割合らしい…

まだ、赤とオレンジのシーグラスには出逢ったことがない。

いつか、出逢えるといいな…

シーグラスは、干潮時間が探しやすい。

浜辺を端から端まで、ゆっくり丁寧に歩く…。

貝殻や波に打ち上げられた海藻の間から、
シーグラスが放つ光をたよりに探しだす…。

大きさ形はさまざま。

自然の力で作り出された美しい作品に感じる。

でも、本当は海の中に捨てられたゴミ。

海の中にあってはいけないモノ…。

飲料水やビール瓶だったのだろうか…

それとも、グラスや花瓶だったのだろうか…

シーグラスではなくて、ただのガラスの破片なら…   喜んで拾うだろうか…

拾うとしても、ケガをしないように気をつけながら拾い集め、決められた場所に捨てる。
再利用できる資源へ…。

「シーグラス」と「ガラスの破片」

同じガラスの破片だけど…

「シーグラス」には、何か素敵なストーリーを勝手に感じてしまう。

「ガラスの破片」だって、もの凄いストーリーを感じる。
けど… 握りしめないし、ポケットの中にも入れない…。

何十年もかけて自然に角が取れていくことで
暖かい魅力も出てくる。

ギュッと握りしめると優しい質感が気持ちいい。

優しい手触りがすき。


ゴミになるのか…

大切なモノになるのかは…

拾う人のあつかい方で変わる。

自分にとって価値があれば大切。

自分にしかわからないこと…。

価値も人それぞれ。


今日も一日、ありがとう。

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