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【予習】芸術単元 12月

LAP(Liberal Arts Program)の芸術単元の予習の内容です。
今月からBチームに途中加入という形でLAPに参加させていただくことになりました。個人的に作者の意図などを考えることが好きなので、面白かったです。

内容主義と形式主義

内容主義
メッセージ、伝えたい内容 (what) 。表現者の視点。

形式主義
メディア、伝え方 (how) 。受け手の視点。

〈課題1〉

自分が好きな作品や思い入れがある作品、あるいは一般的に人気が高い作品を一つ挙げてください。(いわゆる「アート作品」や「芸術作品」のイメージに囚われないよう、自由に挙げてください)


作品:ねむりさまし


京都市歴史博物館に展示されていた「ねむりさまし」


礼儀や人間関係に関してなどの心持ちについての内容

手島 堵庵(てじま とあん):石門心学を開いた石田梅岩の弟子。石田心学の普及に努める。

1770年代「ねむりまさし」は1770年代のもので、子ども向けの心学の授業のテキストとして用いられた。


〈課題2〉

その作品の「形式上の特徴・独自性は何か」を考えてみてください。


内容
子どもたちに教えたい心学の内容。

独自性
普段の生活の場面でのちょっとした疑問や、ふと感じたこと
を意識しているように感じた。

■形式上の特徴

  • 教科書

  • いろはの順になっている

  • イラスト付き

  • 口語的な口調

  • 詩のリズム感


〈課題3〉

その上で、その作品を評価する(あるいは一般に評価されている)理由を考えてみてください。


いろはや口調などのしかけにより、子どもたちでも楽しく覚えやすい教材となっている。また、普段の生活の場面でのちょっとした疑問や、ふと感じたこと、のような書き方を意識していたように感じた。
意図として、親近感があり読みやすい文章にすることで覚えてもらいやすくすることが1つ挙げられると思う。もう1つは、子どもたちが普段の生活に置き換えて考えられるようにするためだと考える。断定的な表現を避けているようにも見え、作品の中で見られる疑問や感じたことの例をケーススタディとして考えさせるような形式となっているように感じた。
心学の教えを子どもたちに普及・浸透させるものとして、高く評価できると考える。


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