仮面ライダーディケイド全話観た感想

「主人公は世界の破壊者」とか言うからしんどい話かとビクビクしながら観たのですが、とっても爽やかに終わるので安心しました。
やっぱり爽やかな方が嬉しいですね。

ストーリーについて

パラレルな歴代ライダーが見られて嬉し~!

各シリーズ本編とは違う登場人物が違う物語を紡いでライダーに変身しているのがすっごく好き。私は並行世界好きなオタク。
それぞれ原典とはまったく違う物語なんですが、どことなく共通するモチーフというか共通点があっていいですね。各シリーズで描きたかったこと・伝えたかったことが別の形で描かれている感じと言うか…。

「世界の破壊者」とか言うし、1話冒頭からライダー同士の戦いで始まるしで「怖いよ~絶対しんどいやつだよ~」と思っていたのですが、基本的にコミカルかつ前向きな結論で終わるし、終盤の展開が早くてしんどさも一瞬で過ぎるので思っていたほどではなくてよかったです。
しんどいのも楽しいけど、エネルギー使いますからね…。

最後はすっごく爽やかに「仲間たちとの旅はまだまだ続く!」って感じで終わるので視聴者はニッコニコですね。
一生楽しく旅しようね。

キャラクターについて

なんやかんやメインキャラはみんな善人でいいですね。士くんも憎まれ口を叩くものの、結局善側で出す結論が熱血なので「もう~」って微笑ましくなってしまいます。
海東はなんかよくわからんけど悪人ではないのでヨシ! ディエンドの世界以降急激に士くんに執着するからびっくりしちゃう。でも仲良くしてくれて嬉しいよ。
最後には互いを仲間だって認めるし、ライダー二人がすごく成長してますね。

私は戸谷公人くんが大好きなので海東が好きです。子どもの頃からだから仕方ないね。
あとユウスケがめっちゃいいやつなので好きにならざるを得ない。

楽曲について

OP
『Journey through the Decade』

かっこいい曲~!
ゆったりめの曲調で始まり、疾走感溢れるサビに辿り着くのとてもいいですね。
門矢士として写真を撮って過ごしている時間と、ライダーとして怪人と戦ったり人を守るために奔走している対比のようです。

挿入歌
『Ride the Wind』

リアタイしてた頃からこの曲めっちゃ好きで、カラオケ行く度にライダー有識者の友人に歌わせるんですよね。はた迷惑すぎる。私はコーラスをやります。合いの手みたいなやつ。
ストーリー覚えてなかった癖に曲は覚えてるってなんだよって感じですが、それだけ名曲だということで…。

『Treasure Sniper』
私はカラオケ行く度にこっちを歌います。どうでもいいですね。
高らかに歌い上げるようなサビが大好きです。海東自身の性格は全然こんな爽やかじゃなくて、悪ガキみたいなのにね…。お顔が爽やかだからいっか…。
作中では狙ったお宝を手に出来ないことが多いイメージですが、言うてコレクション増えたのかな。

ライダーについて

ディケイド

色が可愛い~。ピンク大好きなので、主人公でマゼンタって珍しくていいですね。もっとピンク好きキッズを増やすんだ。
でもお顔に板がいっぱい刺さってて痛そうで変身シーンが怖いです。ビジュアルには数話で慣れたんですが、省略されることも多い変身シーンにはなかなか慣れることができなかったな…。
てんこもりフォームがブロマイド系の痛バみたいで笑っちゃうんですが、当時はどういった扱いだったんでしょうか。

ディエンド

マゼンタのディケイドに対してシアンなのがいいですね! こういう1号と2号で対になってるの好き好き。
銃ライダーなのもいいな。銃ってかっこいいですよね。

総括

周年記念のお祭り作品って感じでいいですね!
ライダー勢ぞろいっていう場面が何回かあって、その度にかっこよくて震えました。
サブライダーや歴代の怪人たちもちょくちょく見せてもらえたので満足です。ライアもいたしなァ!

ストーリーとしても、悲痛になりすぎない爽やかな作風でよかったです。
周年記念で悲しいものは観たくないですからね。
いつもの半分の話数しかないとは思えない、ぎゅぎゅっと濃密な作品でした。