仮面ライダーカブト全話視聴後の感想

兄妹・おにロリ・イケメンパラダイス と私の性癖を詰め合わせたやばい作品。
こんなに性癖ド刺さり作品なら言ってくれたら良かったのに…! と誰にともなく思ってしまいますね。

ストーリーについて

兄妹モノ最高~~~~~!!!!

病的な兄萌え妹萌えのオタクなので、天道兄妹と日下部兄妹の存在だけで100点満点になってしまう…!

それを抜きにしても、ギャグ多めでちょっぴりシリアスなストーリーはめちゃくちゃ私向きでした。
555の時も書きましたが、私は「異種族の共存」っていう話が好きなので…「ワーム(ネイティブ)だからみんな倒さなければならないのか」という問いが良くてですね…。
普段がはちゃめちゃギャグな分、考えさせられる部分がありますね。ワームにも凶悪な人もいれば善良な人もいますし…。
その分影山や擬態天道の結末は「そうなっちゃうのかぁ…」と残念に思いましたが…。
視聴中ずっと望んでた天道兄妹と日下部兄妹の幸せは叶ったから良しとしましょう…。

キャラクターについて

イケメンパラダイスやんけ~! どいつもこいつも顔が良くて困ってしまいますね。ライダーにはイケメン揃いとはいえ、ここまでイケメンばっかなのも珍しいんじゃないでしょうか。

顔面もさることながら、キャラクターがみんな超個性的なのもよかったです。個性の殴り合いって感じでしたね。
好きなキャラしかいない。嘘です。根岸だけマジで嫌い。人の心も愛嬌もないから。

特に好きなキャラは地獄兄弟と樹花ちゃんです。

地獄兄弟は癒し系ネタキャラとしても、シリアスキャラとしても好きです。
地獄兄弟のブロマンスというにはドライで、相棒というには湿ってる関係性…いい…。
影山の最期のライダーキックは悲しくもあり、二人の確かな絆も感じられて大好きです。あの最期は影山なりのケリのつけ方だったんだろうなと思うことにします。どうしても悲しいんだけども…。

樹花ちゃんは単純にはちゃめちゃ可愛いから好きです。可愛くて明るくて素直だなんて…最強では…?

楽曲について

OP
『NEXT LEVEL』

最初は「曲はいいけど珍しく歌詞が合ってる感じしないな~」と思っていたんですが、単に私の読解力の問題でしたね。
話が進むにつれめちゃ合ってることに気がつきました。
疾走感溢れる曲調がカブトにめちゃ合うんだなぁ〜。

挿入歌
『FULL FORCE』

「ありふれた景色に突然現れるもう一人の自分」という歌詞でワームの擬態を表現してるのがオッシャレ〜!
にしても毎回なんでこんなに耳馴染みのいいメロディーラインを作り出せるんでしょう。神曲しかないやんけ〜!

『LORD OF THE SPEED』
加賀美…お前…歌うのか…(笑)
めちゃいい曲ですし大好きなんですが、よりによって初めて流れる場面で加賀美くんがやられてたり、まず加賀美くんが歌ってるという図が面白くて「フフッ」ってなっちゃいますね。
あとタイトルも多分カブトのことでガタック関係ないところもちょっと面白いな。

ライダー・怪人について

カブト

作中に出てくるライダー全部に言えるんですけど、かっこいい上にモチーフになった虫がなんなのかわかりやすいという最高デザイン…!
そしてキャストオフとかいう斬新かつかっこよすぎるシステム…!
新たなライダーが出てくる度に、こんなん少年たち喜びすぎておかしくなるわと思いました。
カブトは赤くてツヤツヤしてるところがいいですね。スポーツカーっぽいかっこよさがある。
カブトゼクターちゃんは一途でえらい。幼少の天童を見守るお姉さんみたいなイメージがあります。

ガタック

どっからどう見てもクワガタだ! とキャッキャしてしまうくらいわかりやすいデザイン。これがユニバーサルデザインですか?
青くてかっこいいです。
ガタックゼクターちゃん乱暴者だけど、加賀美くんが野球対決する時に応援しに来ちゃうところが可愛いですね。

ザビー

作中で一番好きです! 黄色くて可愛い〜! あと肩の部分の羽の意匠もオシャレで素敵。
ザビーゼクターちゃんは恋多き魔性の女ってイメージがありますね。なんだかんだ渇望する影山の元へ行ってあげるあたり、有情な感じがします。根は悪い子じゃないんですよね。

ドレイク

釣り目っぽいデザインが可愛い〜! 他のライダーと違って、トンボの羽を目に見立ててるんですね。なんて発想力なんだ。
羽もザビーと比べると自己主張が激しくなっていてナイスデザインですね。
ドレイクゼクターちゃんはあからさまにトンボすぎて虫嫌い的には「うっ…」って感じなんですが、風間と擬態風間の間で「どっちを選べばいいのかな!?」ってキョロキョロしてる姿は流石に可愛かったです。

ザソード

紫だから強いな(確信)
電王の時に鈴村さんが言ってた「紫のライダーは強い」という話をずっと信じています。事実ガンフォームもプトティラも強かったですから。
サソリの尻尾が立体的になっているのがアクセントになってて可愛いですね。ちょっと辮髪っぽいかも。
ハサミを目に見立てるのもオッシャレ〜。
ザソードゼクターちゃんは飛べるゼクターたちと違ってシャカシャカシャカシャカ!と爆走してやって来るのが健気で可愛らしかったです。

キックホッパー/パンチホッパー

デザインが良すぎる〜!
おそろいっぽいデザインで並ぶとよりかっこいいですね。
それぞれジャッキが足と腕についているのがまたいいアクセントになっている…。
ホッパーゼクターちゃんも飛ばないでピョンピョン跳ねてくるのが超可愛いですね。
図鑑を見ていて初めてリバーシブルデザインだと知りました。本編で何を見ていたんだ私は。

総括

観てて一番楽しかったかもしれない。エンジョイできたというか、なんというか。
特濃のキャラで強制的に楽しませてくる恐ろしい作品でした。
ストーリーもコメディタッチだし、ライダーのデザインもすごくいいし、キッズが楽しめるのはこういう作品なんじゃないでしょうか。まあ元キッズも十分以上に楽しみましたが…。
終盤の展開とかは今観た方が深く味わえる気がします。
フィクションにおける死は悲しいだけのものではなく、尊厳を守るためのものでもあることを知ったので…。まあ悲しいのに変わりはないんですが…。