ICL手術やってみた

2021年に新宿近視クリニックでICL手術をしてみたので記録を残しておこうと思う。手術を考えている人の参考になれば幸いです。

きっかけ

中学生頃から目が悪くなり、一時期のコンタクトを経て、眼鏡生活をずっと続けてきた。別に眼鏡が鬱陶しいわけでないのだけど、最近はまっているサウナではサウナ室に人が入っているかどうかも目が悪いから分からないし、温泉行っても風景はぼやけているし、コロナ以後のマスク生活では冬は眼鏡が曇るし、災害にあったときに眼鏡がなければ生死も危ういなということからICL手術を考え始めた。身近な人が数人やっており、結果に満足しているそうなのでやろうと思った。

病院選び

症例数が多く、価格が安い方がよいと思い、品川近視クリニックと迷った結果、新宿近視クリニックを選んだ。新宿近視クリニックは湘南美容外科グループであり、レーシックで名を馳せた品川近視クリニックよりはICLに力を入れているようである。色々とネット上の経験談を読んだが、そこまで違いはないのだろうと思うので後は自分の好みだと思う。両院ともに事前検査をやっているので両方受けてもよいと思うが、私は決めた新宿近視クリニックのみで行った。

この両院が業界では最安に近いと思われるが、ホールICLで両院とも税込46万円であった。私の場合片目が乱視であるためプラス5万円でクーポンで2万円引きの49万円でICL手術を受けることとした。

手術にあたっての留意点

事前検査で訪れた日にもう手術日程を決めて、手術数日前から刺す目薬をもらったら後は手術日に訪れるのみである。手術日程を一旦決めると変更には数万円かかるので留意して決めた方がいい。手術日、手術翌日、手術から一週間検診、一ヶ月検診、三ヶ月検診があり、手術翌日検診はずらせないので注意すべきである。一週間検診は1、2日程度ならずらせたと思う。なお、手術後は一人で帰る人が大半とのことであったが、相当眩しく感じるので目を細めて帰った。保護ゴーグルが渡され、一週間はつけることを求められる。大きさが通常か大きめか2つを選べるのだが、大半は通常を選ぶとのことで通常を選んだが、結構頭が締め付けられたので、男性は大きめを選んだ方がいいと思う。見た目は割と普通の眼鏡に近く、ゴーグルっぽさはない。これはさすが美容外科グループと言ったところだろうか。一週間は目に何も入れないことが必要であるが、洗髪は必ずしも禁止ではないような説明だった。私自身3日目から目に入らないような形で洗髪を行った。ただ万全を期するのであれば1週間は我慢してもよいと思うし、その場合夏よりも冬の方がよいと思う。夏に1週間頭を洗わないのは相当きつい…

なお、目薬については1ヶ月検診までは1日数回3種類の目薬を刺す必要がある。普段目薬を使わない人でもこれだけ刺すと目に入れるのに慣れてくる。1ヶ月検診後は1種類を1日2回刺すこととなる。

術後経過・リスク

手術後の経過としては目のゴロゴロや違和感やぼやけが1ヶ月ほどはあったと思う。視力としては翌日検診から1.5以上あったものの、スマホの文字が見にくかったり、ゴロゴロしたり、ドライアイ的な感じがあった。ぼやけについては片目は乱視が弱く強制しなかったため、両目で見た場合の脳での調整に時間がかかるだろうなという感覚があった。これらの症状は1ヶ月ほどしたくらいからほぼ感じなくなり、満足できるラインになった。ドライアイ的症状は多少あるかなという感じであるため時折目薬を刺すようなったが問題は感じていない。また光の周りに輪っかが見えるハレー現象はいまだにある。こうしたものが気にならない感じタイプの性格であればICLはやってよかったといえると思う。ほかのリスクとしては、乱視の場合レンズが回転するというリスクが1%程度あるとのことである。この場合は再手術かもしくはレーシックとなるらしい。あとICL後に禁止となることがあるとしたら唯一格闘技とのことである。あとは先生の説明からすると近視進行や老眼のことも考えるとICLの適応年齢としては25歳から40歳の間という感じがした。

やってよかったこと

これは旅行に行ったときに特に感じたのだが遠くの見え方が改善した結果ドライブの際の景色をよく感じられたし、眼鏡なしで温泉の景色を楽しむことができるのは格別喜びに感じた。また災害に関しても夜中地震が来ても大丈夫と思えるのはよかったし、地震大国に住む以上このリスクに対応することはかなり大きいと思う。冬になればマスクで眼鏡が曇らなくなるのもメリットの一つだと思う。

手術であるから当然リスクもあるが、リターンが相当大きい手術だと感じた。適応年齢に当てはまり、近視のデメリットを感じてる人にとってはお勧めできる手術だと思う。


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