「没後25年記念 東山魁夷と日本の夏」(山種美術館)で気に入った作品3選
東山魁夷 《年暮る》
なぜか懐かしくて、温かい気持ちになる。
寒い日に、温かいものを食べたり、布団に入ったりして「あったかい〜」って幸せを噛みしめるのが好き。
この絵に描かれている家の中の人々も、こうやって新年を迎えているのかもしれない。
それぞれの作品に合わせて、東山魁夷をはじめ制作者たちの文章も展示されていて、全部読むと意外と時間がかかった。
本人による《年暮る》の説明を読むと、雪が上から下へと静かに降りていく様子や鐘の音などを鮮明に想像できた。
加藤栄三 《流離の