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AI AF DC-Nikkor135 f/2D
よく考えるとズームが人気を急上昇させていた当時で単焦点は下火ぎみの頃に、ニコンはズームレンズでは機能面、ズーム幅で他社に遅れをとっており、ラインナップを見ても単焦点の方が光っていた。F5にはカッコ良くあってほしかったので、私にはペンタックス200mm以来で生涯2本目の単焦点レンズになったがDC-Nikkor135 f/2Dを買った。
高かったがディスフォーカスコントロールとレアなレンズは、どちらかと言うと望遠系に人気のニコンらしい。
調整次第でソフトフォーカス的な絵になるこのレンズは、F5とのバランスを考えると、装着した姿がカタログにある85mm f/1.4よりもカッコ良くなりそうなので、これを選んだ。
少々重く大きく、フードはスライド式とやや古いつくりではあるが、フードの反射防止処理なども含め、こだわりを感じる。
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色温度に少々癖があり、タイミングによっては青みがかる難しいレンズであるのに気付いたが、これも個性かな~と気に入っている一つ。
![](https://assets.st-note.com/img/1718543831286-xhhCrYYRWi.jpg?width=1200)
このレンズはかけがえのない瞬間を残してくれた。
この頃の私には二度と訪れないイベントが多く、喜びをくれたのは友人の結婚式の参列。
光っている新郎新婦をさらに持ち上げる力がある。色具合やシャープな輪郭は、代えがたいものがあった。
出来上がった写真で感謝されるのは気分もよく、ニコン万歳!と心のなかで叫んでた。
この経験を経て写真を撮る行為を「永遠の一瞬」と表現するようになった。
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