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東京ライフスタイルマガジン

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進学や就職で多くの若者が集まり、出会いも娯楽も溢れる東京。忙しい現代を生きながら、なぜ2000年も前の出来事が書かれた聖書に惹かれ、人生のバイブルとするのか。東京というキーワード…
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記事一覧

八王子からの2時間は、遠いなんて思わなかった。やっと見つけた、人生の甲斐

元々、僕はまじで虚しさしかなかったので、虚しかったからこそ逆に今、生きているだけで幸せって状態なんです。生きているだけで幸せです、といったらギャップありすぎかもしれないですけど。笑顔でそう話してくれたのは、小学校からテニスを続け、教会をきっかけにサッカーも始めたという翔太郎さん。目黒区碑文谷の「希望光教会」にてインタビューしました。 郊外育ちの僕が思う東京の魅力 東京は、新しいものがいっぱいあって、情報がたくさん集まってる感じが好きかも。新しいモノやイベントなど、歩いていた

いじめサバイバーの僕が、涙で走った駒沢公園で今は笑える理由

中学生の頃、泣きながら独りで走っていた駒沢公園。あれから約10年後、初めて教会の牧師とサッカーをしたのも駒沢公園だったーーー。いつも人一倍元気で明るい、そんな姿からは想像できない過去を乗り越えてきたストーリー。 東京に来て2年目、楽しかった中学校が一変したーーいつから東京に? 生後半年から8年間、香港に住んでいて、帰国後は名古屋で数年間過ごし、中学入学と同時に東京に引っ越してきました。 中学生になって最初はクラスメイトと仲良く過ごしていましたが、僕が通っていた中学校には

パリピが多い東京が意外と合う。今は板橋で母、エンジョイ中

大学生の頃から教会に通い始めて、いつの間にか母になっていたという希望光教会のエンターテイナー。ペコさんにインタビューしました! ワクワクの東京デビュー!便利で楽しくて最高♪ ●なんで東京に来たの? もともと地方の教会に通ってたんですが、そろそろ環境を変えたいなと思うようになって。希望光教会には知り合いは一人しかいなかったので、ほぼ全員と初対面。本当のわたしデビュー!って感じでワクワクしました。実際、私には東京が合ってました。遊ぶところもいっぱいあるし、渋谷とか二子玉川とか

思い出と好きが詰まった虎ノ門。東京は、私が成長できた場所。

東京ライフスタイルマガジン。今回は雨の降る中、新緑が美しい虎ノ門でインタビューをしました。 虎ノ門は、じっくり自分と向き合える場所 ーーなぜ「虎ノ門」が好き? 新卒で建築関係の会社に入って、初めて通った現場が虎ノ門でした。その後、転職した2社目で任された最初の案件も、虎ノ門だったんです。そんな経緯がある地というのが、1つの理由です。 もう1つは、自分の根本と向き合ってもがいていた時期に、よく祈った場所だったこと。朝早く来て、虎ノ門のベンチで祈ってから職場に行ったり、仕事

太宰治に頬を叩かれた。神保町で見つけた、聖書への入り口

「僕は、文学を通して伝道された人間なんです。」 大学進学で上京し、もうすぐ社会人3年目のはりーさんはいいます。東京に来たからこそ触れるようになった、街や文学。惹かれた理由や思い出、自身の変化について聞きました。 下北沢や高円寺の、古臭さが好き ーー東京の好きなところは 下北沢と高円寺。古着、古臭い、小汚い。落ち着くんですよね。ビンテージ物が好きすぎて、大学生の頃はよく通っていました。 古着の中でも、歴史が好きなんですよ。ファッションとしての洋服じゃなくて、道具としての洋