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暑い日の中、風景画を描いてきた。


 暑いなあ。
 最近、精神機能がバグって、全身の感覚や感情が異常に鈍感になっていたせいで、あまり、寒いとか暑いとかそういう感覚を感じることがなかった。
 だがしかし、暑い。
 暑さをこんなにもきちんと感じられる。
 晴らしいことだ。
 生きてるって感じがする。
 作品の提出日が近いというのに、風景画がなかなか進まない。もうずっと、休憩所の日陰でnoteの文章を読み漁っている。
 楽しい。
 つい最近まで、目に映る世界全てが、無機質で、資料館の出口付近で延々ループ再生されている映像資料のように感じられていた。
 僕は、その映像を一人でぼんやり眺め続けているようだった。周りを行き交う人々には、目もいかない。その荒み色褪せた画面の中に閉じ込められているのだ。
 毎日が、そんな退屈で無機質で、薄らしんどい日々の繰り返しだった。
 それが最近、少しづつその鮮やかさを取り戻してきているように感じる。
 ただの映像。それがややリアルに。
 ぼんやりと眺めているだけだったものが、少しだけくっきり、鮮やかに。
 あくまで僕個人の世界の中、での話だが、
 世界が、少しづつ変質している。

 それにしても、暑い。

 頭がクラクラしてきた。

 水飲まなきゃ。

 あ、水筒、学校に置いてきたわ。


 やっば、文章書いてる暇じゃねーや。

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