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ヘビとかカエルとか

布都さんファイトです

仏教伝来当初の物部氏と蘇我氏による排仏崇仏闘争は物部守屋の敗北により、仏教は日本の神道と習合され浸透していく
この敗北後に中央を追われた物部一族が辿り着いた場所が諏訪の地と云われ、この地へ隠居した
それは物部氏の縁故と目される守矢氏の力添えがあったとされる

物部氏は中央を追われた言わば逆賊であり、その存在を隠す為に性を「守屋」と改め諏訪の山里へ身を置いた
この山里は守屋山とされ、古くから諏訪大社の御神体として崇められてきた霊山である
そして「守屋」の祖たる物部守屋を祀るためこの地に建立されたのが守屋神社といわれている

カエルはケロケロ

守屋神社ではミシャグジ信仰として「1年神主」という伝承が残り、人身御供を行っていたとされる
この人身御供は出雲系民族のヤマタノオロチ伝説にみられる海洋性製鉄民族の風習が色濃く表れている
出雲系民族と製鉄民族、乱暴な切取り方だが八坂神奈子と洩矢諏訪子の関係性である

古代インドにおいても良い製鉄を行う為に人身御供を行う神話が見受けられる
出雲のたたら(語源はヒッタイトの流れを汲むとみられるタタール人)技術を持つ民族と「鉄の場」である諏訪はとかく好相性だったのではないか
それ故「建御名方」は諏訪を遠征の地に選んだのかもしれない

道祖神、つまりミシャグジ様であるがこれは様々な神性や信仰形態を持つ自然神であり、特に土地や土着民との結びつきは強固なものである
それ故に八坂神奈子が洩矢諏訪子を倒した後、諏訪の民のミシャグジ信仰を阻止するに至らず、結果として実務を諏訪子に任せる形となったと思われる

来ちゃいけない、振り向いてもいけない

自然神たるミシャグジ様の伝承は多岐にわたり、その一つの形態として塞の神、つまり邪悪なものから村を守る境の神としての側面をもつ
それは摩多羅神の一側面と合致し、摩多羅隠岐奈の名にあるように「岐(くなど)の神」として境界を司っている
まさに後戸の神に相応しい側面です

ちなみに岐(くなど)は「来など」、つまり「来てはならない場所」ということで、隠岐奈ちゃんは実質18禁ということですね(?)

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