話を聞くだけでも心は救われる
以前に自分が手術をするために1週間くらい入院した時の体験談。
目の手術をして目が見えなくとても不安だった時に唯一
一人の看護師さんだけが話を親身になって聞いてくれたことがあった。
他の看護師さんはテキパキと業務をこなすだけで患者の話まで細かく聞こうとする人はいなかった。
看護師さん達が忙しいことはこちらも分かっていたからそれは仕方ないこと。
ただ自分としては話しかけると面倒くさそうにされるんじゃないかとか迷惑になるかもしれないと思い話しかけられなかったのも事実
だけどそんな中
1人の看護師さんだけは違った
自分も忙しいだろうにコチラに気を遣って
毎日のように話しかけに来てくれて『何か困ったことはありますか?』とか『伝えたいことはありますか?』と穏やかな口調で親身になって対応してくれた。
自分の伝えたいことを相手側から聞いてくれたことに対して感動した。
30歳越えた男がその時は本当に嬉しくて涙が出そうになった。
いま思うとそれがその人の役割りだったのかもしれないしそうじゃないかもしれない。
それは分からないが
なんであろうと
話しを聞いてくれる行為に心が救われたということ
その時にハッキリと感じたのが
人の温かさ
優しいって温かいことなんだってことが身に沁みて分かった。
温かい気持ちってのは安心感・抱擁感だと思う。
自分が本当に苦しい時・ツラい時に手を差し伸べてくれることがどれだけ嬉しくて救いになるかを知れたのは人生においてとても良い勉強と体験になった。
それを機に自分も人の話を聞ける人間になりたいと意識が大きく変わった。
あの時に親切にしてくれた年配の看護師さんには今でも本当に感謝している。
人は自分が思ってるより強くない
一見すると強がってる人や、元気そうな人も不安を隠していたり言えないだけで一人で悩みを抱えていることは必ずあると思う。
ただ話を聞いてあげる
簡単そうでそれが実は一番難しい
自分の時間も取られるし
ついついアドバイスとか説教したくなるのが人間
だけど本当にツラい時・苦しい時は
まず話を聞いてあげる
それだけでいい
それはどんな薬よりも効果があると自分は知っている。
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