外国人労働者が多い職場で実際に一緒に働いてみた感想
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自分は過去、某自動車工場の従業員として働いていました。
そこで一緒に働く人達の7割は外国人。
・ブラジル人
・フィリピン人
・バングラデシュ人
・ベトナム
・中国人
などなど様々。
工場の職場に赴任するまでは外国人と一緒に働くことが無かったので、恥ずかしながら彼等に対して良いイメージが無かったというか本当に一緒に働けるのだろうか?という偏見や思い込みがあったのが正直なところ。
日本のニュース報道では〇〇人グループの集団が窃盗や暴行をしましたみたいなネガティブな報道が多いのでいつの間にか悪いイメージが意識に刷り込まれていたのかもしれない。
しかし実際に一緒に働くと自分が恥ずかしくなるぐらいに、彼等は明るく優しく真面目で優秀だった。
報道だけでイメージを勝手に作り上げ、実際に会ったこともない外国の人を一括りに捉えていた自分が本当に恥ずかしい。実際に接してみた外国人労働者の印象。
その1.
とにかく優しい。仕事を失敗しても『ダイジョーブ!』『モンダイナイヨー!』と言って何度も笑顔で許してくれる。それに教え方もカタコトながら一生懸命に難しい日本語を駆使しながら全力で教えてくれる。とにかく優しくて真面目な人が多い。特にブラジル人。
その2.
体力が凄い。フィジカルが強いから重たい物もスイスイ運ぶしスタミナもある。自分の手が空いてる時は嫌な顔をせずに手伝ってくれる。比べるのは良くないが日本人の人は教え方が冷たく手伝ってくれなかった。同じ日本人として残念だがあの職場では外国人労働者のほうが頼りになるし好きだった。
その3.
日本人の自分より日本のことを詳しい。特にアニメ関係。聖闘士星矢、BLEACH、るろうに剣心、ワンピース、鬼滅の刃、ドラゴンボールなどなど。他にゲームで言えばKOFやストリートファイターなど。全て読破しているし技名まで覚えている博識ぶり。サムライや城、刀も大好きらしい。自分より圧倒的に日本文化に詳しくて素直に感心した。
その4.
出身が凄い場所から来てる人が多い。ブラジルのアマゾン川から来てる人やバングラデシュの奥地から来ている人など様々。自分が逆の立場で、その場所から未知なる地に出稼ぎに行くと想像したら彼らの凄さがよく分かる。母国語に英語、日本語、だいたいみんな3カ国は話せる。凄すぎ。
だいたいこんな感じで外国人の人は優しくて優秀な人が多い。
この他に印象に残ったのは名前
自分に仕事を教えてくれたのは主にブラジル人。名前は安達さんや安倍さん、曽根さん山田さんなど。見た目は完全にブラジル人だがみんな名前は日本の苗字。
どう見てもカルロスとかマルキーニョみたいな見た目だけど名前は完全に日本。
ギャップが凄い。この他に学んだのはブラジル人も日本人も"この人なんか嫌だな…"
と感じる人は同じということ。
自動車工場には日本人も一定数いるのでその日の自分を指導する担当が日本人になることもある。
そこで自分がこの人は感じ悪いな〜…とか、命令口調で嫌だな〜…って思っているとなんと外国人の人達も同じように、その人の不満や愚痴を言っている。
普段は温厚で優しいブラジルの人もウザい人はウザいと感じるし国籍関係なく嫌われる人は同じように嫌われるんだなーと勉強になった。
彼らは特に指図されたり人前で怒られることを嫌う印象。休憩時間を守らないことに対しても激しく嫌悪感を露わにする。
ここまで色々と感想や気づきを書いてきたが、一番伝えたいことは、ブラジル人が日本人の自分に優しく接してくれて嬉しかったというのが一番の感想。
自分の中ではブラジル人に対しての好意だけではなく、彼らの人柄を通してブラジルという国や文化まで好きになった。ポルトガル語も少し勉強したりブラジルの豆料理なんかも食べてみた。
大袈裟かもしれないが多くの日本人が忘れかけている精神性を教えてもらえた気がする。
親切が絆を作る。逆に考えると自分の態度や発言が日本人や日本という印象を相手に与えることも自覚しないといけない。
日本人は優しい。日本人は親切。日本は良い国だと言ってもらえたらこれ以上に嬉しいことはない。
本来、人は分かり合える生き物。お互いを知らない人達が喧嘩しているだけ。
実際に会って触れて話してみれば何か変わることもある。まだまだ自分は未熟者だなとつくづく実感。
これからも色んな国の人と実際に接してみて仲良くなりたい。
難しい言葉は必要ない。
「ありがとう」「おはよう」「ごめんなさい」「いいね!」「また明日」これぐらいで最初は十分。真剣に接すれば気持ちは伝わる。
ということで今回はこれにて終わり。外国人と働いてみた感想でした。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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