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マイルチャンピオンシップ2023レース回顧

ナミュールが覚醒し、1位を取れることは百歩譲って予想できたとしても、シュネル、セリフォスの2頭が飛ぶ結果になるのは全く予想していませんでした。確かにシュネルは京都開催だったり、ゲートの練習を今更したり、当日も暴れていたり。セリフォスに関してはあんだけ追切で時計出していたのに、当日はやっぱり折り合いがつかなかったり。香港の叩きとはいえ、折り合いつかなかったら厳しいですね、5歳になるまで待ちましょう。完敗しました。

ナミュール・・・当日G1乗り替わりでG1を制した騎手は今回の藤岡騎手のみ。スタートしてから長い向こう正面を使い大外枠からインに入ることができた。4角で最後方、シュネルマイスターに抜かされても最後方に控えていたが、そこからの末脚がすごかった。最後の直線では進路が空いてから、途中レッドモンレーヴにぶつかるアクシデントはあったが、上がり33.0秒の最速の末脚を使い、ソウルラッシュを差すことができた。他の馬が末脚を活かしての5着が限界だったが、この馬だけは違った。開催が進んだ京都はハービンジャー産駒に有利なのかも。

ソウルラッシュ・・・4度目のマイルG1での初好走。ソウルラッシュが内枠からの競馬が上手なので、今回は1枠1番の最内。内馬場が荒れていないならねらい目。ただし外枠が厳しい。スタート直後に足を滑らせてしまい、前に行くことができなかったがモレイラ騎手が常にロスの無い競馬をすることができた。直線で進路が空いてからの加速は素晴らしい。

ジャスティンカフェ・・・最後の直線、1Fで甘くなってしまった。今回は中断からの競馬ができたことが好走要因。ソウルラッシュより先に加速したが、追いつかず。道中馬群に揉まれ体力を消耗してしまったのが原因かも。

エルトンバローズ・・・今回のメンバーで3歳の4着は素晴らしい。普段は前目に付ける競馬をしているが、今回はできず、終始外を回す展開となった。今回はメンバー、ロスのある競馬、3歳で4着。強い。

ダノンザキッド・・・馬体が大きいので、タフなレース、急坂が得意だと思っていた。ただ、中山は×。

イルーシヴパンサー・・・4角で大外をぶん回しての競馬。上がり3F33.5秒。8枠が厳しかった。スタートしてインに入ろうとしたが阻まれ外を回す競馬。最後の直線で寄られる不利があり、外にもつれてしまった面もあったが、それでも4着は素晴らしかった。

シュネルマイスター・・・ゲート内で暴れる、スタートしてソーヴァリアントと思いっきりぶつかる不利を受け、道中も常に手綱を動かしていた。位置を上げ始めるも、頭は上がり、体力も消耗し、最後は脚を余す結果となってしまった。今回は無視してもいい結果だが、ピークが過ぎてしまった感も。

セリフォス・・・スタートして前目に付ける競馬ができていた。しかし、残り1000mの時点で折り合いを非常に欠いていた。それと常に外を回っていたのも敗因。最後の直線では全く伸びず敗退。休み明け、気性面で落ち着いていないというのも。

レッドモンレーヴ・・・左回りの1400、1600で狙いたい。G1は厳しいかもしれない。
エエヤン・・・差し馬による末脚勝負になる展開は厳しい。右回り、渋った馬場、G2以下で狙いたい。


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