太陽光発電できていなかった事件

きっかけはメンテナンス報告

太陽光発電所の運営を始めてからしばらくたったころ、メンテナンスの委託先から一通のメールが届きました。
「設備のメンテナンスをしたところ一部のパネルが通電しておらず発電できていません」とのこと。あれっ、でも遠隔監視装置を見ると従前と変わりない発電量は維持できているようなのですが。。
「調べたところ最初から通電していないように見受けられます」
なんと、業者さんも同じサイトから発電量を見てくれているのですが、どうやら私の前のオーナーさん時代から発電がとまっており、一部発電が停止した状態で設備を譲り受けていたということが明らかになりました。一瞬ケーブルの盗難被害ということも頭をよぎったのですが、そうではなく単純にケーブルに不具合があって通電していない箇所があるという見立てでした。

修理対応

業者さんからはケーブル交換の見積もりをいただきました。パネルやパワーコンディショナーについてはメーカー保証があるのですがケーブルは対象外、保険を使うにしても私が持っているときに何か事故があったわけではないので今回は自腹での修理となりました。。。修理代も20万円程度とどうにかなる程度だったのが救いです。こちらの予算を伝えてその中で対応できる工法を考えてくれた業者さんに感謝です。

修理すべきか否かの判断

といってもとりあえず想定の発電量は維持できており投資利回りという意味ではそれなりの水準にあるのでこのまま放置するということも考えました。
一方で発電できていない箇所は特定できており、そこが発電すると大体いくらくらい発電額が増加するかをシミュレーションしてみました。
ざっくり計算すると、月1万円くらいの増額が見込めました。年換算で12万円。だいたい二年くらいで回収できて修理部分だけを見ると投資利回りが50%に近いことが分かり、安心して発注しました。基本的には追加投資部分の利回りと、本体の利回りを比較して追加部分がプラスであればその投資は実行すべきと判断していますが、迷うことなく実行すべき水準でした。
発注後も迅速に作業していただき、期待通りの発電量になりました。
追加投資部分の利回りもかなり良いですが、設備全体としても利回り改善し、将来の売却に向けても多少含み益が出せるんじゃないかと期待しています。

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