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午後のロードショー「フェア・ゲーム」


公開 1995年
監督 アンドリュー・サイプス
公開当時 シンディ・クロフォード29歳 ウィリアム・ボールドウィン32歳

ある民事訴訟が原因で元KGBの暗殺集団から命を狙われるようことになった女性弁護士ケイトと、彼女を守る刑事マックスの戦いを描いたアクションサスペンス。

私はこの映画を見て80年代のアイドル映画を思い出してしまいました。
80年代のアイドル 松田聖子 中森明菜 南野陽子 菊池桃子らの主演映画を見た時の、彼女たちが普段見せてくれない姿を見せてくれた時のありがたみをシンディ・クロフォードに感じてしまうのです。

シンディ・クロフォードといえば、言わずもがな90年代スーパーモデル全盛期を代表するモデルであり、その活躍はモデルのみに留まらず、女優、キャスターをはじめ自らプロデュースしたエクササイズビデオをリリースするなど、他のモデルとは一線を画した多様な活躍をしていた記憶があります。
バービー人形のようなモデル達とは違い、肉感的でセクシー、スーパーモデルに憧れる女性のみならず男性をも虜にしていましたね。
この映画の中で彼女は弁護士の役を演じているのですが、ミニスカートで美脚を惜しげも無くさらし、無駄にセクシーなのです。

ウィリアム・ボールドウィンは誰あろう、アレック・ボールドウィンの弟なのですね。兄のアレック・ボールドウィンは最近、映画の撮影中誤射により、女性監督を死亡させる事件を起こしていましたが…
スーパーモデルのシンディ・クロフォードと並んでも見劣りはしないものの、残念ながら彼女の存在感に完全に負けてしまっていますね。

マックスの元カノ役でサルマ・ハエックがチョイ役で出演していたり、名優ダン・ヘダヤが依頼人の役で出演していたりと、映画ファンなら「おっ!」となってしまいます。

KGBの暗殺集団の手によって、ケイトの自宅のテレビに仕掛けられた爆薬により、彼女は2階から人間大砲並みの勢いで吹っ飛ばされ池に転落するのですが、まるで無傷なのです。不死身さ加減はセガール並みですね。

ケイトはその美貌を生かし、パソコンショップの店員アダム君を色仕掛けで攪乱し利用するのですが、「ソフトとハード、どちらをお探しで?」「そうね、ハードがいいわ。固いのが好きなの」ケイトは期待を裏切らないお色気匂わせトーク全開なのです。
アダム君は後から追ってきた悪の組織にボコボコにされてしまうのですが、シンディ・クロフォードにキスしてもらったのならボコられても本望でしょうね。

普段はランウェイを歩く姿を見るだけでも尊いスーパーモデルが、アクションやラブシーンを見せてくれたりとありがたみ満載なのです。

悪の組織から逃れるため逃避行をするケイトとマックスなのですが、下世話な言い方をすれば、なかなかヤらないのです。ふたりの立ち位置を考えれば、どうせヤるに決まっているのですが、なかなかヤらないのです。
終盤列車の中で、タガがはずれたように行為を行うのですが、私はこれにも清純派アイドルの脱皮をみるような甘酸っぱさを感じてしまいました。

ケイトは行為の最中、敵に狙われていることを察知し銃で撃退するのですが、野獣のようなスキの無さですね。私は彼女に女セガールの称号を与えたくなってしまいました。

この映画はまさにシンディ・クロフォードの美しさをひたすら愛でる映画、それ以上でも以下でもありませんね。それがまさに80年代のアイドル映画を彷彿とさせるのです。

今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。

総合評価★★★★★
ストーリー   ★★
午後ロー親和性 ★★★★★
流し見許容度  ★★★★★

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