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無題

私は父の再婚相手から苛烈な虐待を受けて育った。
でも、でもである。
後妻の子(異母弟妹)と同じ食事を食べさせてくれた。
お風呂はしまい風呂で、当時追いだき機能などなかったし
私が入る時はふくらはぎぐらいまでしかお湯がなかった、しかも冷めてる。
けど。
昔々のことだから、高校の学費は払いに行ってくれたし
制服も買ってくれた。
私は自分の衣類等は自分で洗濯せねばならなかったが
洗剤は継母が買ってきたものを使っても良かった。
(異母弟妹の衣類等は全部継母が洗う)

18で家を飛び出して働き始め、家事ってけっこう細々大変なんだということを知った。
継母は専業主婦、私は働きつつ、教習所夜間部に通いつつではあったけれど。

実際、私は継母から家事を一切教わっていない。
だが、義務教育で習った知識をもとに適当に安いものを買って
この味付けはこうすればいいんじゃない?と
「名のない夕飯」を作って食べていた。
私は1人分だし、余ったら冷蔵庫に入れてりゃいいが
継母は家族全員の分を作らねばならなかったはずだ。

私は継母を完全に憎んだことはない、ただ怖かっただけ。
158cmでやせ型の私からすると
165cmのがっしり体型が怖かったのもあるかな。

彼女が私にしたことは虐待案件である。
そういう仕事に関わったことがあるからはっきり言える。
とはいえ。
全く世話になってないかと言うとそういうわけではない。

なんだかそこが苦しい。いっそのこと恨んでしまえればいいのに。

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