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九州の15名山めぐりは14座目、修験の山、多良岳(たらだけ)

 昨年4月に九州の三百名山15座(百名山は過去に登頂済み)を12日間連続で巡った時の、佐賀県と長崎県の県境にある多良岳(たらだけ)登山の動画です。
 初めて訪れた佐賀で、前日は敬愛する江頭2:50の故郷にある山脊振山に登り、2日目は修験の山多良岳でした。
 動画作りのために調べたりするうちに分かったのですが、多良岳には日本一が二つもある名山です。オオキツネノカミソリの日本一の群生地であることと、空海により創建されたという太良嶽山金泉寺が日本一古い修験道場であるということです。
 西側の大村市にある郡岳を昔太郎岳と呼んだらしく、太郎岳大権現と太良嶽大権現の違いなどちょっとわかりづらかったので混同してしまったかもしれませんが、キリシタンによる金泉寺焼き討ちがあるなどこの辺りは極めて宗教色豊かな信仰の山であったことが良くわかります。奈良の大仏づくりなどでも活躍の行基、山歩きをしているとあちこちで石像などをお見かけする修験道の開祖役行者、日本の誇る大天才空海などのビッグネームがゾロゾロ出てくるのには驚きました。前日の脊振山の江頭2:50もビッグネームでしたが・・・。
 15日連続山巡りのラス前登山でヘトヘトだったのと、空模様がイマイチだったので、中山キャンプ場からの往復のみとなりましたが、夏のオオキツネノカミソリが咲き誇る頃に、佐賀県最高峰の経ヶ岳まで縦走し、金泉寺と山小屋でのんびり休憩しながらの登山をしてみたいものです。はるか昔から食物豊かで豊足(たらひ)ノ村と景行天皇から呼ばれたとのことで、麓で美味しい魚介類なども楽しめることでしょう。海中鳥居のある大魚神社も素晴らしいです。

以上

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