健康体で生きましょう

※これは決して、うつ病の方、精神的に弱っている方を馬鹿にした内容ではありません。もしも上記に心当たりのある方でしたら、読むことを推奨しません。


私は時々、自分がうつ病だったら良いなあと思ってしまいます。何故なら、自分の出来の悪さを病気のせいにできたり、薬の処方をしてもらって、今よりも楽になることができると思っているからです。


そんな私ですが、過去に何度か母に「精神科へ行きたい」と言ったことがあります。

最初は中学生のとき。部活動で嫌がらせを受けた私は、心身共に疲弊し毎日が苦痛でしかたなく、「事故で轢かれないかな」と何度も考えていたときです。精神科へ行きたい、と言った私に母は「あなたがうつ病の訳がない。本当にうつ病ならもっと辛い」と返して私に背を向けました。

次は高校生のとき。友人関係や家のことで参ってしまった私は、再び母にうつ病かもしれない、と伝えました。母は「あなたはうつ病じゃないから大丈夫」とスマホを見ながら言いました。

大学一年生のとき。友人関係、家のこと、ブラックなバイト先のことをスクールカウンセラーに話して、月一で学校に来るクリニックの先生にも「しんどかったら来て」と言われていると私は母に打ち明けました。母は決して笑ったりしませんでした。「何がしんどいのか教えて」とだけ言いました。家のこと、ましてやあなたのことで苦しんでいるなんて言えませんでした。私が心療内科に行くことはありませんでした。


私は他人の評価でしか自分を見ることができません。「うつ病なんじゃないか」「HSPなんじゃないか」と思っても、他人にそうだと強く言うことはできません。そんな訳ない、自称うつ病、自称繊細な人。そう思われることが怖くて堪らなくて、ついはぐらかすように言ってしまいます。

友人にこのことを話すと、彼女は「自分がうつ病だと思ったらうつ病、自分がHSPだと思ったらHSPなんじゃないの」と言いました。私にはこの言葉が、どうしても無責任な言葉のように思えてなりませんでした。

私は他人の評価しか見れないのに。私は他人の言葉すら信じられないのに。

理不尽な気持ちです。彼女にとって所詮私は他人です。こんなこと思っても仕方ありません。

私は健康


きっと私は健康体で、普通の人に過ぎない。精神は安定しているし、病院やクリニックに行く必要はない。自分が出来ないのは、甘えているから。

いつもそう自分に言い聞かせて、それを「本当」にしようとしています。

そうしないと潰れてしまいそうだから。

少しでも楽な気持ちで暮らす為に、私は毎日自分に言い聞かせています。

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