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様々なドラマの中のひとつ富士ヒル2024


目標

今の実力で全力全開限界突破で走る

結果

1時間17分47秒
去年は1時間14分55秒なので2分52秒遅くなった。

本番までの流れ

2023年年末に富士ヒル対策登り練メンバーを集める結果39名手を挙げた。
2024年1月から毎月練習
メンバーからの紹介もあり、毎回ワイワイ走ることができた。
2024年3月から4月中旬にかけて仕事でメンタルが崩壊し、心の余裕が無くなった。
4月の伊吹山は最低限の目標1時間切りは達成したが、シルバー目指すなら55分は叩き出したかったのとここから盛り返す気持ちはなかった。とにかく劣化を防ぐことに終始した。
仕事面で上司に訴えて徐々に落ち着きはじめる。
タイムを求めるよりもまずは自転車に乗れる楽しみにシフト。
GWはロングメインに走る。
去年は58キロで臨んだが、今年はストレスから減量はできず60キロのままで臨んだ。

練習内容

平日はほぼL2と、週末は100〜200キロのフリーライド
平日にSST、Vo2maxをするメンタルがなく、納得していない。
週末に稼ぎ、毎週200キロは走っていたのでベースはあった。

レース1週間前

大多賀峠アタックで斜度が杉の子過ぎた、斜度が上がる区間から全力全開がたたり、垂れた。
35分48秒と去年の33分37秒から程遠い。
ただ想定内の実力と認識。

レース前日

登り練のメンバーから紹介されたシルバーペーサーに会う。
ただ一度も走ってないため、走行の癖が分からず。性格も分からず、どう認識合わせしていいのかわからない。
とにかく出たとこ勝負になると伝えた。
これで選択肢が増えて迷いになった。
今回以下の理由で作戦がなかった。
各メンバーのテーマが微妙に異なっていた。
1.去年のタイムを更新してシルバーをゲットする。
2.シルバーを何がなんでもゲットする
3.シルバーを目標だが正直届かない
4.今の実力のベストを出す。

要因として、
1.去年よりもチーム内、練習メンバーの脚力差が広がった。
2.自分含め、3名が仕事のストレスで落ち気味。
3.リベンジでシルバーを狙うメンバーの脚力に合うメンバーが誰と走るのか迷う。

チームと走るのか、
他のチームと走るのか、
実力が上のメンバーと走るのか、
他から紹介されたシルバーペーサーKさんor別のシルバーペーサーさん(各方面から2名)と走るのか…。
正直思考停止だった。

レース当日

ホテルから会場まで
4時15分起床。
おにぎり、ジェル系を補給。
レイヤリングは悩んだ。
長袖のベースレイヤーとベトローゼを装着することにした。
5時半前にホテル出発。
スバルライン手前の登り3キロ区間で、1キロごとにSST、L4、vo2max、クールダウン。
心拍を170まで上げる。
6時に到着。集合場所で別チーム含めてメンバーと合流。
ただ他の地点でも集合していたチームメンバーのところへ行く。ここで選択肢が決まった。

会場からスタートまで

6時15分ごろから並ぶ。
どこが早いスタート順かわからなかった。
しばらく待機し、6時45分ごろスタート。
スタート時のグループメンバーは以下の通り、シルバーペーサーの方(Kさん)
シルバーペーサーのお連れの方(Kさん)
登り練のメンバー3名(M,N,Mさん)
自分含め、仕事のストレスで弱ってるチームメンバー3名(さっくー、K,Sさん)
12月に鎖骨を折って復活したチームメンバー1名(Oさん)とそのメンバーの別チームメイト2名(A,Kさん)
計11名。

スタートから料金所

だいたいここのペースで自分は決まる。
今回自分は周りをコントロールできる余裕はなく、先頭はペーサーのKさん、Kさんに任せる。
スタートから料金所でペースは閾値。
鎖骨を折って復活したチームメンバーOさんが5倍で踏んで先に行く。
そのメンバーはシルバーをゲットした。鎖骨骨折から見事復活のドラマから勇気をもらえた。

料金所から1合目

シルバーペーサーのKさんが3.8倍ペースで淡々と走る。
このペースならついていける。声も出せる。
ただ最初からこのペースでは去年よりも各キロで数秒遅い。わかってはいるが…。

1合目から3合目

仕事のストレスで弱ってるメンバー(Kさん)が先頭を引く。4倍で走る。この区間でタイムを稼ぐ。シルバーペーサー(K,Kさん)登り練のメンバー(M,Mさん)と分かれる。

ただこのペースは今の自分には辛い。
声は出ない。
斜度が上がるとトレインについていけない。
ブリッジしてもらう。
斜度が緩い区間で追いつくの繰り返し。
ここが分岐点にならないよう、喰らいつくように集中した。

仕事のストレスで弱ってるチームメンバーの(Sさん)が離脱。
登り練メンバーの(Nさん)がチェーン落ちで離脱。
今のトレインは、自分と、仕事のストレスで弱ってる(Kさん)と鎖骨を折って復活したメンバーの別チームメンバー(AさんKさん)の計4名。後は知らない方達との合同トレインを形成。

3合目から大沢駐車場

ここから自分のパワーが出なくなり、ジリジリと離されいく。前に別チームメンバーの(AさんとKさん)、自分と仕事のストレスで弱ってるKさんの2人に分かれる。

先頭を引くがパワーが3.3〜3.5倍を行ったり来たり。
仕事のストレスで弱ってるKさんが辛いながらも前に出てくれた。これは勇気をもらえた。

ただ自分も仕事のストレスで弱ってるKさんとともにお互いキツい…
そこに前半で別れたシルバーペーサーの(KさんKさん)登り練メンバー(Mさん)と合流。
「さっくーさん後ろについてください!またシルバー狙えますよ!」との励ましに勇気をもらう。なんとかくらいつく。

途中、別チームメンバーのAでさんが失速して離脱。

大沢駐車からゴール

大沢駐車場まではくらいついていたが、だんだん離されていく。
ただ、ここで離されたら平坦で置いてかれる恐怖があり、視界に捉えておく。
奥庭駐車場でシルバーペーサーのKさん、Kさん、登り練メンバーのMさん後一歩届かず平坦で区間へ。

ただ他の集団3名がいたのでそこに乗れた!
助かったと思った。集団と追い風効果で一気に加速する。
あっという間にトンネル1個、2個通過。
ここでシルバーペーサーのKさん、Kさん、登り練メンバーMさん、別チームメンバーKさんをオーバーテイク。おそらく後ろに付いてきているはず。

後ろから、「のれー!」と言いながらアゲアケの方が来たので残りわずかな脚を使い切り乗り換える。
その時は40キロオーバーに慣れたのでかなりタイムが稼げたと同時に乗る時に脚を使った。

ただもうこの時点で標高の影響もあり!頭くらくら、息も絶え絶えでかなりキツい。

最後の登りでシルバーペーサーのKさん、Kさん、登り練メンバーのMさんに抜かされる。別チームメンバーのKさんに抜かされた時に、「さっくーさんの漢気見せろー!」か「見せてもらったー!」なのかよくわからないですがゲキをもらった。

ラストはもう出涸らしだったので叫びながらなんとかゴール!
1時間17分47秒でした。
今の実力なら御の字のタイム。

ゴール後

意識朦朧でふらふらしてたら仲間が待っててくれた。
なんとかそこまで行って、なんとかクリートを外して、息を整える。
何か言われてたと思うが、鼻水垂らして、ヨダレ垂らして白目剥いて、嗚咽を吐いてたのでとても汚かったと思うので、その辺りでツッコミが入ってたと思う。

だんだん整えた後、仲間と集合写真撮ってたらNHKが撮影してくれた。
ちゃんとラストに写ってた。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kofu/20240602/1040023413.html

その後、着替えて下山準備で戻ろうとしたら逸れたメンバーがゴールして号泣してた。
私と一緒にスタートしたかったのに合流できなくて後悔しかなかったとのこと。
でもシルバー取れてたみたい。

所管

とにかく去年よりも辛かった。
レース後思考が停止。
脚の疲れよりも痛みが多かった。
メンタルのリソースが縮小してるのかよくわかった。
それと今は上を求めるよりも、走れるだけで楽しいので、ボチボチやっていこうと思う。

3月4月のメンタル崩壊後、今年の富士ヒルのテーマは「今の実力で全力全開限界突破」の個人目標であった。

去年と違って、心の余裕がなくかつ、シルバーにかける断固たる決意がない状態で臨んだため、自分自身が率先してチームを率いることができなかった。申し訳ない気持ちと練習が思うようにできてない状態でみんなを率いる気持ちがなかった。

ただ今年も本番までのメンバーを集めてみんなと登り練をするのがとても楽しかった。
練習を通じてどんどん成長していくメンバーを見てるのが、やっててよかった思った。これは毎年嬉しい。

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