DRWの牧野健一郎_場中市場分析10/24


 DRW的牧野健一郎_場中市場分析10/24
 
24日前引けの日経平均株価は前営業日比170円96銭安の3万828円59銭と続落。前場のプライム市場の売買高概算は7億6052万株、売買代金概算は1兆9589億円。値上がり銘柄数は496、対して値下がり銘柄数は1101、変わらずは62銘柄だった。

今日前場の東京株式市場は朝方に買いが先行したが、その後はすぐに戻り売り圧力に押され下げに転じた。前日の米国株市場でNYダウが4日続落し約5カ月ぶりにフシ目の3万3000ドル大台を割り込んだことで、投資家の不安心理が増幅されている。中東情勢などの地政学リスクも警戒されるなか、日経平均は一時400円を超える下げで3万500円台まで水準を切り下げる場面があった。ただ、前場取引終盤に先物主導で買い戻しが入り下げ幅を縮小させている。値下がり銘柄数は全体の3分の2を占める状況で、売買代金上位の主力株の軟調ぶりが目立っている。今後の展開としては、30900円台に戻していくのか、情勢不安による売り直しに押されて30500円台に向かうかという状況になるでしょう。赤色の雲を抜けられない場合、下落が濃厚になりますので、気を付けて取引していきましょう。
 
ドル円 為替市場

 
24日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、1ドル=149円台半ばに下落している。正午現在は、149円58~59銭と前日(午後5時、149円89~90銭)比31銭のドル安・円高。
前日のニューヨーク為替市場では、長期金利の上下に合わせてドルが売り買いされた。10年債利回りは一時5.0%台に乗せたものの、原油価格の下落でインフレ圧力が弱まるとの見方が広がり、4.8%台に低下。ドル円は、150円近辺から一時149円台半ばまで下落した。
東京市場は、朝方の買い一巡後は、ドルを売る動きが強まり、149円80銭近辺から30銭近く下落。日米金利差の縮小が意識されたほか、日経平均株価が下げ幅を拡大したことも売りを誘った。
市場では、中東情勢の緊迫化もあり、リスク回避の1日になりそうなので、動向には注意しましょう。一方、日本の10年債利回り上昇を受けて日銀が臨時の国債買い入れを通知したことが円売り材料となり、下値は限定的になっている。押し目買い需要も出やすく、レンジを逸脱するのは想定しづらい状況です。現在短期的に三角保ちあいを形成いしつつあるので、うわ抜けて149円台後半を目指すか、下降トレンドに跳ね返されて下落するか警戒が必要です。
 
BTCUSDT市場

 
ビットコイン価格の急騰は、間もなく承認されるとの期待が高まるビットコイン現物ETFへの関心や、現物市場全体での取引量の大幅な増加を背景にしている。
世界最大の資産運用会社ブラックロックが今月中に現物ETF製品の「シーディング」プロセスを開始するかもしれないことが急騰を引き起こしたと考えられる。
ETFのシーディングとは、初期資金が提供され、その代わりに公開市場で取引されるETFの株式が与えられることです。もはや現状、憶測で上げ下げしている状況なので、テクニカル分析があまり機能しておらず、ファンダメンタルも真実であれ、嘘であれ、期待感で上昇している為、非常に入りづらい状況であるので、大きな下落など、押し目を確認してから戦略を立てるのが良さそうです。

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