敢えて敢えての途中書き(2024年5月23日②)~発掘作業の思い出~
書きたいテーマは見つかったものの…
どう掘り下げていったら、
そのテーマを傷つけずに…
お目当ての所まで掘り当てられるのかの感覚がつかめていません。
どれだけの深さのところにあるのか…
どのポイントにそのお目当てのものがあるのか…
そこにあった空間はどのようなものであったのか…
見当付けがまだまだ出来ていない…
素敵なものが出てきそうな予感はしているのだけど…
他にはどのようなものがあるのかの見当もついていない…
(流石に発掘作業に従事したのは愛知県某所ですが…)
私も遺跡発掘作業員として…
遺跡発掘作業に従事した事がありました。
人に取材して、
その人の魅力の掘り起こしをする時にも…
遺跡発掘作業の中で培った精神や手順みたいなのを…
心のどこかで意識している部分はあろうと思います。
先ずは永い年月で降り積もった埃や表土を取り払っていき…
土の硬さや色の違う場所を探し出していく。
その場所がどのように埋もれていったのか…
いきなり全体を掘り下げていくのではなく…
枕木のような渡りを残して4セクションに分けて掘り下げていく…
そして…
住居だけではなく上下水道に相当する堀や溝も掘り出していく。
住居部分からは土器・陶器などが出てきたりしてましたし…
火を日常的に使っていたであろう窯とかの部分は炭化がすすんでいたり…
土質が違っていたりします。
堀や溝の部分は土の色や硬さが違っていたりするので…
一度見当付けが終われば結構掘り進めるのは簡単だった気がします。
堀の部分の土砂掻き出しは…
土砂運搬用の一輪車が埋まるのはあっという間でした。
ベルトコンベアを使って集中的に掘り出していた場所もあります。
そうしたものはお目当てのものが見つかりにくいところでは多用していましたね…
そうした場所からも面白いものが出てきたりしてましたね。
その時代の生活の色や形を手に出来る…
ものによっては…
その時代の匂いや香りも感じ取れていた気がします。
自分が発掘に関わった遺跡も役所関係者や地域の小学校の人達…
近隣住民に現場説明会を行っていましたね。
目処が付いたとは言うものの…
その時はまだまだ遺跡発掘途中でしたけどね…
結構駆け足気味の遺跡発掘だったので…
もう少し丁寧に時間をかけてやりたい気持ちもありましたね…
もうあれから7年ほど…
地味に流離っていますね…
趣味の部分はかなり鉄板な状態になりましたけど…
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