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「いちばんすきな花」3話まで観てからの「花」と秋

 秋はいったん夏の花が終わる。
 よく茂って咲いてくれた百日草を片付けて庭の隅に積んでいたら、しばらくは「しわしわ」になりながらもきれいだった。

 枯れていく
 今この瞬間も
 咲いている
 全ては溶けていく

 藤井風の「花」は、今は私にとって比喩でも何でもなく、百日草などの花の歌。

 ただ、ドラマ「いちばんすきな花」を観ているのでその世界がこの歌にどんどん含まれつつある。最終回まで見終わったら歌の捉え方も変化するかも。
 「いちばんすきな花」は、ダメなところのある人達がダメなままで愛らしくやっていく小さな物語というかんじのドラマ。藤井風の主題歌の入り方がとっても良い。2話からはイントロが最初に少し使われ、ドラマの最後にセリフと重なりながら曲が流れる。
 きっと最終話では2番までしっかり流れ、ドラマと主題歌ががっちり一体化すると思う。「いちばんすきな花」といえば「花」というかんじになるかな。「白線流し」のスピッツ、「北の国から」のさだまさし、のように。