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「いのちのガーデン(山崎亮子)」

 朝ドラ「らんまん」の夫婦は印刷機を買った。
 この本では北海道の森に溶け込む広い庭を紹介している。 
 私が小さい畑を買うことなんて大した話ではない、前に進むか!?と思いながら読んだ。

 「いのちのガーデン(山崎亮子)」は、写真がどれもすばらしく、緑、花、犬、かわいらしい小屋、雪、と見飽きない。イラストや文章もわかりやすい。
 著者は闘病中で、その中で庭づくりができていることに読者のほうが励まされる。人工呼吸器をつけて活動的に過ごせているのだそう。また、電動車椅子で移動するためにまさ土で道を作るなど、かなりナチュラルな仕上がりにしていて、全体的に「できるんだ」という驚きがあった。

 「いのちのガーデン」のタイトルから想像するより内容は軽やか。北海道の美しい庭を楽しめる1冊。