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不思議な体重計

本当かどうか確かめるため
仕事の後見に行った。

職場でパソコン使うweb関係、残業超過。
締め切りというか納期はまじかと毎回思う、

タイト!!

明日の出勤予定は白にしたけど、
気になるアイツの顔。

ある半島のはずれの田舎にその駅がある。
年に一度、お祭りがある時以外は観光客はおろか、地元の人も利用しないらしい。

専ら書き物が仕事で、人と会う事が嫌な自分にとっては、好都合な余暇の過ごし方だ。

ある日。
いつもの駅で降りて出社。
畝状の雲を昼休みに見て、
上司からのメールに問答無用って署名があった。

うん。
きっと何かある!
行ってみた!

定時の足音が聞こえなくなりこっそり退社する。
電車ではなくフェリーを使う🚢
身バレが嫌だったから。

遠い半島に架かる橋を見て
ふと自分は何キロあるのだろうって❓想う。

目的の半島に着くと
餌を待つ猫にであうのは、
自分の心持と同じな様。
早く行かなきゃ!!

面倒だけど仕事のメール確認を一応して、
タクシーに乗り込み
駅舎の入口に改札をぬけて、走るとあった。

その体重計が!!
電子でなく針のもので、
製造元がニタニタとある、
中国製らしい。

服の重みは手動で引く仕組みで、
靴はブランド別に乗る台が違う。

「俺は400位か 引いておこう。」
「ブランドはクーマ 左側だな。」

セットして、乗ると!
不思議に針が回りだす🌀🌀
何回も、不思議なくらい回転するのを見る。

7回転した頃ちょうど。
電車が来た🚉
体重計の針はまだ回っている。

降車したお客さんが、
といっても一人か二人ぐらいだけど、
一人はジロジロとこちらを、
もう一人は笑いながら見て、通りすぎていく。

56サハとある電車に乗った。
凄く気分が良かった。
もう余計な事を考えなくていいから。
それは56キロと示された自分の体重計と
お客さんを下した電車に飛び乗ったら偶然!

7️⃣7️⃣7️⃣

僕にとって不思議な体重計だ。
うん。
きっとそうなんだろう!?




画像)Stable Diffusion 1 Demoより作成
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