DALL-E3に導かれ、昼下がりの喫茶店で珈琲とパンケーキを
今回は画像生成AI「DALL-E3」が無料で使える
「Bing Image Creator」を使用し
頭の中にある理想の昼下がりを具現化してみることにしました。
はじめに、私は人物やキャラクターイラストを描くことが好きです。
ただ、背景や風景画を描くことに関して
楽しさがあまり見出せません。
つまり、苦手です。
そうです。
苦手なことこそAIに頼むべし
これまで一定の距離を保ち
様子見していた「生成AI」でしたが
この度一歩、
近づいてみることにしたのです。
※導入手順については省きます。
こちらの記事にくわしく書かれています。
日本語のプロンプトにも対応しているとのことで、
早速「理想の昼下がり」を文章にしてみます。
「古風な喫茶店で、パンケーキとコーヒーを味わいたいなあ…」
頭の中でぼんやりイメージしながら、さらっと書き出してみました。
古風な喫茶店でパンケーキとコーヒーをテーブルに置かれた人間のいない風景
期待に胸をふくらませ、生成ボタンを押した先には…！
「砂漠地帯を眺めながらパンケーキを食べる。」
これがAI界のトレンドなのでしょうか。
ですが、心の中で反響する感想を、無視できません。
（なんか違う！！）
プロンプトを見直しますと、
「店内」と書いていなかったです。
これは私の説明不足でした。失礼いたしました。
古風な喫茶店の店内でパンケーキとコーヒーのセットをテーブルに置かれた人間のいない風景
斬新な食器使いです。
砂漠の見えるテラス席から店内へ移動することができました。
ホッとしたのも束の間
頭の中のイメージとは、まだまだ程遠いのです。
なんだか物が多いなあと思いましたので、
もう少しプロンプトを修正します。
あとは日差しが差し込む感じがあると、
よりGOODです。
優しい日差しが照らす、古風な喫茶店の店内で、パンケーキとコーヒーのセットだけがテーブルに置かれた、人間のいない風景
理想のイメージに近づいてきました。
このあたりから「創作心」のようなものが
ふつふつと湧いてきました。
生成される絵を見る目が変わってきたのです。
（日差しはもうすこしやわらかいものが良いな）
（そんなに飲みきれないのでコーヒーは一杯で）
（パンケーキに謎のトッピングは不要です）
ここから「ブースト」（無料で高速生成できる回数）が切れるまで、
DALL-E3との対話が続きました。
優しい朝日が照らす、古風な喫茶店の店内で、パンケーキとコーヒーのセットだけがテーブルに置かれた、人間のいない風景
頭の中のイメージは、
「自分以外、人のいない喫茶店」
でした。
「人物は登場しなくてよいですよ」と
表現を変えながらしつこく説明を続けたところ…
とある問題作が
爆誕してしまいました。
窓からうっすら木漏れ日が差す、古風な喫茶店の店内で、一人分のシンプルな厚めの何も乗っていないパンケーキとコーヒーのセットだけがテーブルに置かれた、人間が一人もいない風景
某ホラーゲームを彷彿とさせます。
絶妙に日差しを受けて反射するシルエットと、
でかすぎるパンケーキのコンボは反則です。
面白かったので今回のMVPに選ばれました。
やるからには
ブーストの回数が尽きるまで、
「理想のイメージ」に極力近づけたい。
ラストスパートです。
プロンプトにも気合が「文字数」としてこもります。
昼間なのに暗いが窓からうっすら木漏れ日が差す、古風な喫茶店で、一人分のシンプルな厚めの何も乗っていないパンケーキとコーヒーのセットだけがテーブルに置かれた、人間が映っていない風景
ブースト回数が終了したあとも、時間をかけて何度かリトライ。
２０回の対話 × ４枚で合計8０枚のイメージを生成していました。
頭の中のイメージに近いという意味合いで、
今回の優秀賞は…！
昼間なのに暗いが窓からうっすら木漏れ日が差す、古風な喫茶店で、一人分のシンプルな厚めの何も乗っていないパンケーキとコーヒーのセットだけがテーブルに置かれた、人間が映っていない風景
こちらに決定しました🎉
ドリンクは相変わらずサービスしてくれます。
欲を言えば、メープルシロップとナイフを添えてもらえたら完璧でした。
ブースト回数が切れると、生成に数十分かかります。
ですがブーストは翌日復活（15回分）するらしいので確認してみます。
今回は新しい試みで
生成AI「DALL-E3」との楽しい昼下がりを過ごすことができました。
生成してほしい細かな描写は
しっかりめに説明しないと伝わりません。
「言わなくても分かるだろう」
そんなことはありません。
伝える努力を怠ってはいけないなと
対人間でも通ずるような、
深い教訓を得ることができました。
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