精神科病棟で働いてた人１

すんごく、精神科の記事が注目されているみたいでありがとうございます。少しこれに特化した記事を書いてみましょう。

今回のテーマは
結局精神科病棟って何するん？
って話です。

私も、精神科で働くまでは正直精神科って何するの？なんか怖そうねくらいの感覚でした。

結論から言えば、精神を落ち着ける施設というのが正解でしょうか。
ただ、患者様から言えばどう感じるのでしょうか？

病気になるとその症状が出ますよね。
例えば、風邪なら咳が出たりします。その咳を落ち着けるいったような施設なんです。

だから精神病は完治することはほぼほぼないんです。

完治はしないけど、落ち着いてそのまま生活できる方も居ます。

私個人の意見になりますが、必要悪だと思ってます。

悪と言ったら失礼に当たるかもしれませんが、ないと近隣の方に症状の影響で迷惑をかけたりご家族の負担になる事もある。だから預かり治療する。それが精神科病棟だと思っています。

ある日、入院しているおじいさまが、些細なことから激高し、他の男性患者を叩きました。興奮しており、スタッフ数人で静止する状態。

その為、事前に許可を頂いていたので、拘束をします。
拘束後、ご家族が面会に来て

「なんですか？これ？？」と拘束されたご本人をみて言いました。
担当だった私は、そのままの事実を伝えました。

すると「はぁ？精神科って病気を治すんじゃないの？」とお怒りでした。
ご家族に何度も「人権とかわかってますか？おじいさんが可哀そうだと思わないわけ？」と。

可愛そうですよそりゃ、出来ればしたくないけど…。それで違う方が怪我をしたら元も子もないのです。

精神の病気って基本的に、優しい方・真面目な方・苦労されてる方に多いと思っています。

一生付き合う事になるから、とにかく頑張らない・自分のペースでやる事が大切なんです。でも、今の時代の流れ、しっかりしなければいけないと頑張りすぎちゃうんだと思うんですね。

少しでもいいから皆さんも、休憩したり休んだり。

何もしない日を作ってみてくださいね。