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映画業界の情熱物語『キネマの天地』

こんばんは。ムララボです。
ずっと昔に作られた日本映画。映画がまだフィルムで作られ、映写されていた頃の映画作りの裏側のドラマです。
ちょっと古い言い方ですが、甘酸っぱい青春時代の感覚を思い出しました。

基本情報

映画『キネマの天地』は、1986年8月2日に公開されました。松竹大船撮影所の50周年記念作品で、上映時間は135分。監督は山田洋次、脚本には井上ひさしや山田太一が参加し、公開収入は13億円に達しました。

主演と助演の俳優

田中小春役を演じた有森也実の瑞々しい演技が光ります。渥美清や中井貴一も出演し、作品に深みを与えています。その他、現代では知らぬ人はいない有名な俳優さんたちがたくさん出ています。あのお笑い番組の布団運びの山田さんも…。

監督と脚本家

監督は山田洋次、脚本には井上ひさしや山田太一も参加。緻密に描かれた物語が映画の魅力を引き立てています。

ストーリーと見どころ

1934年の松竹蒲田撮影所を舞台に、新人女優田中小春の視点から、若き映画作家たちとスターの成長を描く。豪華キャストと緻密な舞台設定が見どころ。特に田中絹代が初めて大役を演じるシーンや監督たちの緊張感あふれる競争シーンが魅力的。

松竹蒲田撮影所の歴史

松竹蒲田撮影所は1920年代から1930年代にかけて、多くの名作を生み出した日本映画界の重要な場所。

制作当時の映画業界
1986年当時、映画業界は多くの変化と挑戦に直面していました。本作は松竹大船撮影所50周年を記念する大作として多くのリソースが投入され、豪華キャストが揃い、公開収入は13億円に達しました。

寅さんのチーム(渥美清、倍賞千恵子、前田吟)は役柄が微妙に重なり、まるで寅さんのキャストがそのまま出演しているようです。

映画も青春時代を反映しており、今では有名な俳優たちも、若くてエネルギッシュです。
山田映画はいつもそうですが、セリフが良く、朴訥な言葉で人生を語り、ぶっきらぼうながらもやさしい人々の触れ合いや愛情が描かれています。ラストを飾る有森の演技力は圧巻で、映像なのに息を呑むような瞬間でした。
映画業界の情熱とドラマを見事に再現した『キネマの天地』。
こちらからご覧いただけます。

こんな素晴らしい映画を作ってくれて感謝。


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