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雑草に思う



雑草とは人間が管理する土地に生えてくる作物以外の植物と定義される。

また放棄された農地や公園なので、土壌生態を守る、維持するために生育する植物のこと。

日本では雑草を取ることを除草というが、アメリカではweed control という雑草管理という見方である。この観点からは草生栽培という感覚も生まれてくる。

果樹園では除草や耕運、除草剤など全て取り除くことを清耕栽培、雑草を生やして管理する方法を草生栽培としている。

私は花畑は、不耕起、無肥料、草生栽培で、花より大きくなればハンマーナイフや鎌で刈ります。

最近では雑草は黒ポリマルチによる管理が殆どです。昔はイナワラ、麦わら、ススキなどで敷き草が殆どでした。それらは徐々に土に帰って行きます。黒マルチはゴミとして燃やさなくてはなりません。

私は野菜の味覚の関係で、黒ポリマルチを辞めてしまいました。防草シートなど便利だけど、土壌微生物にとっては壊滅的となる。

作物と雑草が共生する道を、生態的、労力面でも考え直したいものです。

除草剤と黒ポリマルチからの解放は生態的農業に取り組む一歩となるだろう。

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