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AIの書いた小説を読んで

あけましておめでとうございます。
遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。

元日の新聞から。
久間十義の「幸せの壺」という短編の前半600字を受け継いで後半600字をChatGPTに書いてもらうという記事がありました。
ChatGPTが書いた後半を読んで、ぶっちゃけな感想を言うと面白くありませんでした。
久間十義の作だと想像力を刺激されて物語の書かれていないところまで思い、主人公が送ってきた人生を推察したり、作者が何かを言わんとしているのかと考えてみたりと1200字とは思えないほど世界が広がりました。
でもChatGPTの作者は読んだらそれでおしまい、何も思うこと考えるもありませんでした。

 人間は人生経験の中で五感を通じて蓄積してきた膨大な記憶という情報をもち、そこから生まれる豊富な化学反応の創造性にあふれた物語を生みだすことができます。でもまだまだAIには経験という情報が足りないのかもしれません。
 早坂吝の「探偵AI」のシリーズにはサイバー空間を自由に動き回って勝手に成長するAIが出てきますが、それぐらいだと情報では人間を上回れるのかもしれません。でも創造性は身につくのでしょうか?ただ本当にそんなAIがいたら電力くいそうと思ったりAIへの興味はつきないのでした。

新年早々、私の拙い独り言を読んでいただいて、ありがとうございました。

 

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