日帰りで敦賀に行ってきたよ
3月の北陸新幹線敦賀延伸から、ずーっと行きたいと思っていた敦賀へ、日帰り一人旅してきました。ちぇすとー🦖🦖🦖
金沢から敦賀まで、新幹線「つるぎ」で57分。停車駅の少ないタイプだったので、ほんとにあっという間でした。西Naviとかをパラパラ見てるうちに着いてしまい、車窓の景色もあまり見てなかった。速い!
敦賀駅
敦賀行きの目的の一つは、新幹線から在来線特急に乗り換える流れを見ときたかったこと。私は乗り換えませんが。
土曜の朝にしてはあまり混雑していなかったので、皆さん混乱なく乗り換えておられましたよ。
私は自由席車両だったので、2階に降りて乗り換え改札まで結構歩きました。特急に乗り換える方は指定席のほうがいいでしょう。
敦賀駅前はきれいに整備されていて、お土産屋さんや観光案内所、飲食店、広場など、特にお天気のいい日はゆっくり過ごすのにも良さそう。
反対側は以前からある商店街。こちらも雰囲気が良い。
駅前でレンタサイクルを借ります。金沢でも使っているドコモのバイクシェアアプリが使えます。借り方返し方も全く同じ。ラクだ〜!
気比の松原
日本三大松原の一つ、気比の松原。駅から商店街と住宅地を抜けて、川を渡っていきます。川沿いの道を自転車を漕いでいくと、あーあーーー↑↑↑と歌い出したくなりますが、不審者すぎるので頭の中で歌ってました。
松林の中で深呼吸すると、かすかに松脂のような甘い香りがしました。木の香りに癒されるとはこういうことか。
広い砂浜に出ました。敦賀の港からそんなに離れていない場所にこんなきれいなビーチがあったとは🏖️
休みの朝とあって車から釣り道具を下ろしている方がたくさん。何が釣れるんだろ。
暑い日だったとはいうものの、真夏ほどではないし、快晴の海辺はとてもきれいでした。
気比の松原を離れ、氣比神宮へ向かう道中。運良く旧道を通ることができました。大通りと並行して走っている旧道は、独特のゆるいカーブがあったり両側に古い町家や商店が残っていたりするので何となく分かります。おそらく江戸時代にも、気比の松原目当てに京・大阪から訪れる旅行客を迎えてきたのだろうという風情が感じられます。
家族経営と思われる旅館・民宿が数軒残っていて、こういうところに泊まって新鮮な海の幸を堪能したら楽しいだろうな。朝晩には気比の松原のあの美しい砂浜を散歩することもできる。
氣比神宮
そうこうするうちに北陸道総鎮守 越前国一之宮 氣比神宮に到着。私にしては珍しくあまり迷わずに辿り着けました。
レンタサイクルはここのポートで一旦返却。
ちょうど結婚式をやっていて、花嫁道中を見ることができました。おめでとうございます。末永くお幸せに。
古代より交通の要衝であったこの地の鎮守にふさわしく、境内に残る旧跡を見て回るのも楽しい。
江戸時代の俳人、松尾芭蕉が敦賀で詠んだ句碑があって、中でも
"名月や北國日和定めなき"
の句は中秋の名月を求めるも変わりやすい北陸の天気に気を揉み振り回される俳聖の姿に親近感を感じました。実際に胸中はどうだったのか知りませんが、北陸のお天気ってコロコロ変わるんですよね。分かるー。
敦賀鉄道資料館
再度レンタサイクルに乗って金ヶ崎緑地のほうへ。ここには敦賀鉄道資料館があります。
明治時代には敦賀ーウラジオストク間の定期航路が開設され、東京・新橋と直通列車が走っていました。その名も欧亜国際連絡列車。カッコいい。東京ーパリ間シベリア鉄道経由で約17日の旅路だったそうです。
敦賀港は日本の玄関口でした。
なんと入館無料でした。すてき!
金ヶ崎緑地
一帯は公園として整備されていて、港を眺めるもよし敦賀赤レンガ倉庫でお茶するもよし、思い思いの時間を過ごせそうなスポットです。
金ヶ崎宮・金ヶ崎城址
敦賀は戦国時代の旧跡もあるよ!ということで、階段登ってやってきました。
大河ドラマ「どうする家康」第14話「金ヶ崎でどうする!」
大河ドラマ「麒麟がくる」第31話「逃げよ信長」
大河ドラマの後の「紀行」コーナーを見ていて、日帰りで行けそうな北陸の旧跡が紹介されてると、これは行かなきゃ!!!って気分になるんですよね。
やっと来れてよかったです笑
敦賀の港から北陸新幹線の敦賀駅まで見渡せます。
城址や古戦場はその場所に行って地形ごと楽しむのがいいですよね。
そして帰路へ
もう終わりです。ほんとはもっと行きたいとこあったんですが、午後の部は別の🪷チャレンジです。慌ただしいですが駅に戻ります。色々行けそうなのがこの日しかなかったので予定を詰め込みました。
残りの写真に一言ずつ。
もっと時間があればこの辺りを散策してカフェ巡りやお買い物をしたかった。
実は晴明神社に寄ろうとしてちょっと道に迷ったw
祭壇下の祈念石にお賽銭を載せられると願いが叶うよと教えていただいたのですが、届きませんでした、、
お昼は駅前に戻って海鮮丼とおろしそばのセットをいただきました。1,500円。金沢で食べるより安いと思う。
まとめ
敦賀は古くから交通の要衝として栄えてきただけあって、狭い範囲に様々な時代の見どころが残っている楽しい街でした。
古代より海外に開かれた町であり唐人が来たり戦国武将が来たり松尾芭蕉が来たり北前船が来たり。
20世紀初頭にポーランド難民やユダヤ難民が入国したのもこの港からでした。
今回立ち寄れなかった「人道の港 敦賀ムゼウム」には次回絶対行こうと思います。
西福寺には紅葉の季節に行きたい。
ヨーロッパ軒でソースカツ丼食べたい。
あと昆布も買いたい。
今回はレンタサイクルでしたが、どの施設にもちゃんとした駐車場があったので、ドライブで来るのも良さそうです。
というわけで、色々と収穫の多い敦賀旅でした。
むしろこれが下見だったかも。また来ます!
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