自分の中で流行っているワードがある。しかしながら世間の反応はイマイチ。流行語大賞、バズった、ネットミームとは今のところ無縁の奴。 元自衛隊の女ピン芸人ちっぴいちゃんズのyotubeショート「電話口にて入隊希望者をお母さんと間違えてしまった広報官」にそれはある。要約するとちっぴいちゃんズ(真面目そうな自衛隊女広報官)と芸人の白桃ピーチよぴぴ(メルヘンチックな女装をした風貌の男)とのちょっとしたコントなのだが 上官からの指示で相手に電話を折り返すちっぴいちゃん 「はい。防衛で
お笑いコンビ、Aマッソの加納愛子氏のエッセイ。「イルカも泳ぐわい」。タイトルの元ネタは当人がyoutubeでたまたま観た漫才のツッコミフレーズ「コーヒーも飲むわい!イルカも泳ぐわい!」を気に入りそのまま持ってきている。この意図しないパンチラインに出会ってしまって、勝手にツボに入るというある流れ…俺の中にもあるね…と言いたいが凡人のセンスではなかなかピンとこず、ネットの海を眺めて日々を繰り返している。それが文化の醍醐味でもあるが。
撮影の時、モデルの人シカゴ出身だって…というどっかからの会話が耳から頭の中へ流れて止まる。 「へーそうなんですね。シカゴといえばピザ。それとヘンリーダーガーがいた所ですよね!」 と俺は頭の中で勝手に答える。サブカルキモ男。 そして、そんなに詳しくはないのがツライ所。 本物のヘンリーダーガーオタクには勝てない。しかしながら、彼の自分の作品に関する見方、評価。というのは強く惹かれるところがある。エログロありで少女の誘拐犯と疑われても仕方ない作品性で、一般に堂々と発信はし難い。それ
この時代にまだ心霊写真というジャンルは生きている。 しかし、やはり時と共に、その恐怖度はかなり薄くなっていると思う。 Vtuberに晒されている奴を見たがどいつもこいつも薄ぼんやりとで明確には映り込まない。それは昔からそうだが良い加減ハッキリと正体を確認したい。 「白桃ピーチよぴぴ」のネタで1番引っかかったセリフだ。「これは〜ジャンルで言えば熱血やねん」 熱血や根性。この辺が足りないので何も変わらず衰退していく。お化けも家も俺も。
また今日も、頭の中がエロで埋め尽くされていく。はっきりと現実逃避だとは気づいている。今はガルパンのエロ同人のワンシーンだ。 それでまた思い出したが、芸大の卒展で作者がガルパンにハマったことがきっかけで観念的に狂っていって…という感じのドキュメンタリーな作品がTwitterで小バズりしていたなー。デザイン学校落第生な俺とその芸大の人とでリンクしたようで何だか少し楽しい。 結局、浮かぶそのシーンは陵辱的何だけれど、俺はこういう暴力的なフィクション(映画)が好きなんだろう。人間と
「せっかくの休日なのでゆっくり休んだ方がいい」と言うヤツがいる。 昼過ぎに起きてふらふらと散歩をしてたどり着いたこの謎の公園で、いやそんな事はないよなとつぶやく いや確かに仕事はめちゃくちゃに辛い。こないだ休日出勤だったしなんか説教された 普段から12時間くらいは働いているので休みの日はゆっくり寝ていた方がいいかもしれないが、それでも朝光の中を悠々と歩き回れなかったことが何だかもったいないし悔しい気がする この公園はやや郊外にあるため自然が多い。あまり管理が行き届いて
ドブネズミと一緒に葛西臨海公園の海沿いを歩く 川向こうのディズニーは人工島で機械だらけで蜃気楼 ヘドロにまみれた魚は美しい 地蔵のような釣り人は 桜の木のそばで 俺とドブネズミ、ペットボトルと一緒に いつまでも立ち続けているよ 1 頭の中に「ほんますまん」の文言がぐるぐると回っている。関西出身の友人であるM氏から何度も届いたメッセージの一文だ。この文言の関西弁はできればあまり聞きたくないものである。ちなみに俺的実際に聞いてみたい関西弁のトップ2が「頭いわしてもた」
ぼーっとしている間に噛まれて毒が回って この部屋の虫 歯のように硬い地面を這って 消えた 汗は溜まった雨水と共にコンクリートを伝って 光の中 大きな河口岸の野花や枯れ草や段ボール、 車のバンパー、配線剥き出しの何か 俺は心の中で写した 最近はそんな感じだった
毎日のルーティーンは結局固定されない。例えば朝食を抜かせばしばらくは朝食のない日々を過ごすことになっていくが、ふと朝起きて食事をとることがあった。その日から毎朝、眠く不機嫌な顔でパンやらご飯やらを食べている俺がいる。今、右手中指と薬指の間に住んでいる沢蟹はどういったきっかけでここにいるのか。日々の隙間からどうやって入り込んだのかよく思い出せない。
どろり どろり 先週末に買ったスーパーのアイス 余ったコンビニのフォークで突き刺して食う どろり バニラアイスの体 突き出た腹 どろり フローリングに転がる 2,3冊の文庫本 その1つは特にお気に入り 爆弾の落ちる街 遠く碧い海 君は見つめている 溶けていった夏 こつこつと消えていく日々 どろり 今日の俺もこのまま消えていく
西武新宿線。中井駅にて急行通過待ち。隣の席のインド風の男がご丁寧にスマホ横向きにして謎のPVを観ている。ノーイヤホン。爆音である。当然、俺の耳にも刺さる。覗くと画面の中でインド風の男の首が笑いながら3流CG青空に浮いている。わざわざ電車の中で観るコンテンツだったのだろうか
仕事辞めて「無敵の人」になって刑務所に行って死刑になる。ふと安直かつ幼稚な男の未来が急に浮かんできた。そして罪を犯す人間はそれに応じた顔つきになっている。万引き顔、違法風俗顔、死刑顔。昨日、友達がフィルム写真をくれた。そこにカレーを食っている途中の間抜けな顔の俺が写っていた。
ディズニーといえば嫌な思い出の宝庫だ。 学校行事で行き先はいつもディズニーランドもしくはシー。とある私立高校の不登校児でも入れるという学部で毎年行っていた。少人数制で生徒のメンツはほぼ一緒。つまらない奴らに加えて頭おかしいのが混じっている様で一緒にいても楽しくなかった。中学の途中で引きこもりまともな生活を送らず、親や先生に迷惑をかけたツケが回ってきたようだった。 21:43。会社帰り。今日も終バスに乗っている。後ろから2番目の窓側の席でぼんやりと豊洲辺りの摩天楼を眺めてい
そういえばビールが飲みたくなった。今、中央線に乗っていて四谷とかその辺くらいだろうか。俺は先程、新木場で昼に食べた薬膳スパイシーカレーの味を思い出していた。白い大きな円の皿に飯とカレーが4:6の割合。飯側にカリフラワーなどのピクルスが添えられていた。割と辛口で薬膳というだけあって色々効いていた。マスタードの風味が印象的だった。店はお洒落な雑貨屋兼カフェで何故か注文品を自ら取りに行く学食スタイル。その途中、カレーとビールをお盆の中に席に戻る女とすれ違った。その瞬間にもああカレー
高二の時、友達「A」とアニメランドへ行った。 アニメランドは国道50号沿いにあるアダルト書店で、入り口付近には裏社会情報教えます...等のカルチャー系の本で2割。のれん奥のアダルトコーナーで8割といった構成の店だった。 Aは角刈りのデブで鼻は高いが目は細長。眉は全剃で鼻の下に薄く髭が生えている。今日のファッションはアロハシャツに短パンであった。彼はたまに痛い大学生みたいなテンションになる厄介な男で、今日も「裏モノを探す」と息巻いていた。普段から「俺、ロリコンだから」といら